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プレアデス手芸部員が何か書くよ

基本的には、ツイッターに自分が上げたネタのまとめ(http://twitter.com/cs_ker)。中の人は『放課後のプレアデス』推しだが、これ関連の記事は稀。ちなみに、「プレアデス手芸部」とは、アニメ『放課後のプレアデス』をモチーフにして、編み物や刺繍等のハンドメイドでなんやかんや作ろうって活動です。twitterでの検索タグは、 #プレアデス手芸部 よりどうぞ。

ファンタジーアニメ・漫画を語る

twitter上に上げたレビューを加筆修正したモノを掲載。

王ドロボウJING
"輝くものは星さえも 尊きものは命すら 森羅万象たちまち盗む王ドロボウ"
王ドロボウの一族の末裔ジンは、相棒のキールと世界を巡り、そこで出会ったヒロイン"ジン・ガール"と共に、様々なお宝を華麗に盗み出していく。
原作:熊倉裕一NHKでアニメ化もされ、OVAも制作された。初期は少年誌的な冒険譚といった作風だが、徐々に哲学的な要素を含むようになり、青年誌へと移行。続編に『KING OF BANDIT JING』があり、一見完結しているようにも読めるが、実は休載中の未完の作品。小洒落たセリフ回しや、ヒロインのジン・ガール達、ティムバートンやディズニー作品等のオマージュ、後期では油絵にしか見えないカラー扉等、魅力満載。

京騒戯画
鏡都の街に迷い込んだ少女コトは、元いた世界に帰るため、式神の阿・吽らと共に、街の散策と称した破壊活動に日々勤しむ。街を守護する三人議会は、いなくなってしまった神"黒兎"を呼び出すため、コトを利用しようと画策するが…
監督:松本理恵。シナリオに『不思議の国のアリス』、デザインに『鳥獣戯画』が下敷きとなっている。また、監督は細田守に憧れて業界入りした事から、氏の演出の影響も伺える。アリスのあらすじを知っていれば、煌びやかなアニメと派手なアクションを全編通して楽しめる作品。

蟲師
「およそ遠しとされしもの 下等で奇怪 見慣れた動植物とはまるで違うと思しきモノ達 それら異形の一群を ヒトは古くから畏れを含み いつしか総じて「蟲」と呼んだ」(1話冒頭より)
蟲師とは、蟲が引き起こす怪奇や病の解決を生業とする専門家である。
原作:漆原友紀。長期のブランクを挟みながら、同一スタッフによりアニメ化、原作エピソードが余すところなく"完全再現"された。作品内で時間や季節の流れはあるが、基本的にエピソードは独立しているので、どこから読んでも、観ても問題無い。その作風からスタイリッシュ日本昔話と比喩されることも。

モノノ怪
もののけの形を為すのは、人の因果と縁。真とは事の有様、理とは心の有様。よって皆々様の真と理、お聞かせ願いたく候」(薬売りの口上より)
もののけと人の業が引き起こす禍、妖艶な薬売りの青年が、それらを見定め解決していく。
監督:中村健治。4名の脚本陣によって書き上げられた、5つの短編から成る怪奇譚。同じくノイタミナで放送されていた『怪』の一編『化猫』の続編。全編を通して作画が高品質で纏まっており、また、和紙を思わせるテクスチャが用いられる等、和の美術が取り入れられ、他のアニメとは一線を画す美術様式を誇る。

幻仔譚じゃのめ
父親の再婚に伴い神緒町へと引っ越してきた少女"朝灯"は、幼い頃、母親との死別に伴い心に巣食った妖がついに羽化し、右眼を食い破られてしまう。その妖を退治したのは、自身の腕を蛇へと変化させる、妖の血を引く少年、義理の弟となる"邑"だった。
漫画:梅田阿比。昨年度は『クジラの子らは砂上に歌う』で「このマンガがすごい!」にも選ばれた。怪奇譚ということもあり、グロテクスな描写や痛々しい描写もあるが、それ以上に特徴として挙げられるのは、義理の姉弟の間で繰り広げられるフェチズムな描写の数々。端的に言ってマニアックにエロい。

おおかみこどもの雨と雪
大学生の"花"は、授業を聴講していた青年と親しくなり、やがて恋に落ちる。彼が狼男の末裔であると知ってもなお、2人は一緒に暮らし始め、やがて2人の子供を授かり幸せに暮らす。だが、彼は突然、帰らぬ人となってしまう。子供たちが狼の血を引く事を隠し、守る為、花は田舎へ引っ越す事を決心する。
監督:細田守。冒頭から、この物語は、花の娘が母親から聞いた物語である事が分かる。これが母の愛をテーマにした"御伽噺であるかもしれない"という事を、頭の片隅に置いて観ても良いかもしれない。富山の雄大な自然を、雪原を駆け回るおおかみこどもの姿は、躍動感に溢れ素晴らしいの一言。

カードキャプターさくら
小学生のさくらは、父の書斎で不思議な本を見つけ、本の守護者、封印の獣ケルベロスに出会う。曰く、そこには魔法のカードが封印されていた…が、どこかに行ってしまったらしい。散らばってしまったカードを放っておくと、この世の災が起こってしまう…さくらはカードキャプターに任命され、夢と受難の日々を送る。
漫画:CLAMP。原作者完全監修の元、大幅にストーリーを加えNHKでアニメ化。映画も2本制作された。原作とアニメでは設定が異なり、結末も違う。魔法少女というジャンルだけでなく、年の差や性別、種すら超えた愛や、悪人が誰一人いない優しい世界観、これをファンタジーと評さず何と呼ぼうか。勿論良い意味で。

鋼の錬金術師
幼い兄弟エドとアルは、母親のトリシャを喜ばせたい一心で錬金術に夢中なっていた。しかし、トリシャが亡くなり、その目的が母親を蘇らせることにすり替わる。やがて2人は人体錬成という禁術に手を出し、計り知れない代償を支払う。
漫画:荒川弘。オリジナルと原作基準、二度に渡りアニメ化された。強大な運命に翻弄されながらも、懸命に足掻く人間の生き様を描いた群像劇。主要キャラであっても、それぞれの結末は決して優しいモノではない。(一方で、単行本巻末のおまけやカバー裏は、シリアスさの欠片もないギャグに満ちている他、その巻で退場した人物がニコやかに天に召されていくのがお約束となっている)

ユリ熊嵐
惑星クマリアが彗星として地球に降り注いだ事で、熊が一大決起して人間の女の子を襲うようになった世界。女学院に通う紅羽と純花は親密な関係にあったが、純花は学園に潜む熊に殺されてしまう。時を同じくして学園に転校してきた2人の少女。彼女達は人に化けた熊だった。
監督:幾原邦彦。1話冒頭の気の抜けた世界観の説明からは想像も付かないくらい、本編は人死にが絶えないハードな作品。ジャンルは百合だが、それを土台として更に踏み込んで関係性を描写した。スタイリッシュな演出は健在で、テーマをより直球に、シビアに描いた。

『ファンタジア』
オポルトストコフスキー指揮の下、オーケストラは様々な音色で8編の物語を奏でていく。草木や花々、動物や魚達、果ては大地や星々までもが踊り始める中、舞台を訪れたミッキーマウスは、指揮者と握手を交わす。
制作総指揮:ウォルト・ディズニー。音楽アニメの歴史上、最高のクオリティを誇る作品。作画面も他を寄せ付けず圧倒的だが、メインはやはり音楽。最古のサラウンド音響のアニメ映画であり、オリジナル音源は9.1chとも。現在のBD音源は7.1chで収録されている。

以上、10作品。