プレアデス手芸部員が何か書くよ

基本的には、ツイッターに自分が上げたネタのまとめ(http://twitter.com/cs_ker)。中の人は『放課後のプレアデス』推しだが、これ関連の記事は稀。ちなみに、「プレアデス手芸部」とは、アニメ『放課後のプレアデス』をモチーフにして、編み物や刺繍等のハンドメイドでなんやかんや作ろうって活動です。twitterでの検索タグは、 #プレアデス手芸部 よりどうぞ。

新・SFアニメ・漫画を語る

twitter上に投稿したレビューを加筆修正したモノ。

以前のレビューはコチラ↓

ker-cs.hatenablog.com

 

神霊狩/GHOST HOUND』
九州で酒蔵を営む家で暮らす少年"太郎"は、幼少期に姉と共に誘拐され、姉が亡くなったことでPTSDに罹患していた。彼は睡眠時の体外離脱"魂抜け"を体験するようになり、やがて、同様に魂抜けを体験した友人らと共に、過去の事件の真相に向き合っていく。
原案:士郎正宗、制作:Production I.G、監督:中村隆太郎。スタジオ20周年記念作品。心理学、脳科学、哲学、そして、バイオテクノロジー等のSFと、構成する要素は多岐に渡る。しかしその本質は、親世代から確執を継がなかった少年達の成長の物語だろうと思う。

青の6号
人工増大により人類が生活圏を海洋に求めた未来。海洋の安全を保護する超国家組織"青"に所属していた"速水鉄"は、組織を辞め、沈んだ都市のサルベージを営んでいた。だが、海洋学者"ゾーンダイク"のテロに伴い、"青の6号"に復帰する。
原作:小沢さとる、制作:GONZO、監督:前田真宏。世界初のフルデジタル制作OVAとして制作された。原作は1967年発表とかなり古いが、村田蓮爾によりキャラクターが刷新され、また、設定やシナリオも一部オリジナルのモノとなり、作風は全く古さを感じさせない。

『ぼくらのよあけ』
高性能AIを搭載したアンドロイドが一般家庭にも普及した近未来。宇宙に憧れる小学生"ゆうま"は、アンドロイド"ななこ"に反発する日々を送っていた。ある日、彼女に宇宙から来たAIがインストールされ、自身が宇宙へと帰る為の手助けを依頼する。
漫画:今井哲也アフタヌーン連載、全2巻。宇宙開発やAIの普及等の近未来の描写とは対称的に、少年達の冒険が話の主題となり、ノスタルジックな雰囲気を持った作品。学校での人間関係の確執や親子関係等、例え技術が進歩しても、現代と変わらないであろう葛藤も描かれた。

R.O.D-READ OR DIE-』
学校講師を務める"読子"は、神保町でビブリオマニアとして生活する傍ら、大英図書館特工作部所属のエージェントとしても活動していた。彼女は稀覯本の強奪事件を契機に、クローニングにより蘇った過去の偉人達と対峙する。
原作、脚本:倉田英之、監督:舛成孝二。氏の同名小説をOVAとしてアニメ化した作品。後に本作の続編がTVシリーズとして放送された。日本アニメ史上、オーディオコメンタリーを採用した最初期のアニメ作品でもある。主演を務めた歌手・女優の三浦理恵子さんの声が、舌ったらずで非常に役にハマっている。

『C』
幼少期の経験から、安定志向が強く公務員を志す青年"公麿"は、バイトを掛け持ちしながら苦学生としての生活を送っていた。しかし、日本経済の裏社会"金融街"からの送金に手を出した事を切っ掛けに、自身の未来を賭けたマネーゲームに巻き込まれる。
制作:タツノコプロ、監督:中村健治。監督にとって顔馴染みとなったノイタミナで発表された作品。一見すると、能力バトルモノに見える描写であり、この点が批判される事がある。しかし、劇中に登場する経済用語を理解した上で観ると、ゲームの勝敗にまた違った側面が見えてくる。

『サカサマのパテマ』
かつて、重力をエネルギー転換しようとする実験が失敗し、多くの人々や文明が空に落ちて行った世界。空を見上げる事すら禁忌とされる世界で、少年"エイジ"は地下から落ちて来た少女"パテマ"と出会い、世界に隠された真実を知る。
制作:スタジオ六花、監督:吉浦康裕。第17回メディア芸術祭優秀賞受賞作。王道のボーイ・ミーツ・ガール作品。『ペイル・コクーン』や『イヴの時間』等、監督作品はこれまで限られた空間でのやりとりを主としていたが、今作では行動に制限が掛かる中、外へと飛び出して行った。

スカイ・クロラ
現実とよく似ているがどこか違う世界。そこでは、人々が平和を平和として実感出来るよう、ショーとしての戦争が行われていた。パイロットは皆"キルドレ"と呼ばれる子供達。その一人"優一"は、唯一、本物の大人として戦場に現れる"ティーチャ"に挑むが…。
原作:森博嗣、制作:Production I.G、監督:押井守。原作最終巻、及び1巻を元に映像化。青い大空を戦闘機が駆けドッグファイトを繰り広げる、それだけで満足と言っても過言ではない作品。テーマとしては、若者が、大人に負けてもへこたれずに何度も挑む先品、と自分は受け取った。

『楽園追放』
ナノマシンの暴走により地上文明が崩壊し、人類の大半は自らをデータ化し電脳世界"ディーヴァ"で暮らしていた。地上からのハッキングを繰り返す正体不明のクラッカー"フロンティア・セッター"の調査の為、保安局はエージェント"アンジェラ"を派遣。彼女は、地上に暮らす協力者"ディンゴ"と共に、その正体を突き止めるが…?
制作:東映アニメーション、監督:水島精二。全編に渡りフルCGで制作されたオリジナル劇場アニメ。アニメーションはグラフィニカによって制作され、良い意味でCGっぽさを感じさせない作り込みが為されている。公開前は脚本担当が虚淵玄であった為、例によって白か黒かと話題になったが、本作は夢と浪漫のあるSF作品。

AKIRA
荒廃した大都市を舞台に、日々、改造バイクを乗り回し、暴走族と抗争を続ける"金田"と仲間達。その最中、仲間の一人である"鉄男"は、子供のような老人を跳ねてしまう。それをきっかけとして超能力に目覚める。これまでとは打って変わり、高圧的な態度で周囲を圧倒していく鉄男だったが、やがて、その力が暴走する。
原作・監督:大友克洋、制作:東京ムービー新社(現在はトムス・エンタテインメントと合併)。同名コミックを原作者自らが指揮を執りアニメ化。信じられない事に全編に渡り手描きのセルアニメバイクのテールランプも崩壊する建造物も全て手描き。日本アニメ史上のオーパーツと言っても過言ではない。

新世紀エヴァンゲリオン
幼少期に自らを捨てた父"ゲンドウ"に、第三新東京市へと呼び出された"シンジ"は、そこで、巨大な怪物と巨人の戦いを目撃する。父の遣いとして現れた"ミサト"に連れられ、彼が逃げ延びたジオフロント。そこで彼は、地上で目撃した巨人、"汎用人型決戦兵器 人造人間エヴァンゲリオン"への搭乗を強要される。
原作:ガイナックス、漫画:貞本義行。アニメ放送に先駆けて連載がスタートした漫画版。キャラデザのお貞氏本人が担当した事もあり、全編通して作画が非常に美麗。基本的なあらすじはアニメと同じだが、オリジナル展開により人間関係が掘り下げられ、また結末は大きく異なる。幾度もの長期休載を挟みながら、無事、完結した。

 

以上、10作品。