六連星手芸部員が何か書くよ

基本的には、ツイッターに自分が上げたネタのまとめ、アニメや漫画の感想、考察、レビュー、再現料理など。 本音を言えばあみぐるまーです。制作したヒトガタあみぐるみについて、使用毛糸や何を考えて編んだか等を書いています。

自主制作アニメを語る

twitterでの紹介に加筆修正したモノ。リンクは下記マイリス。

 

『恋するネズミ』
毎夜、街中のチーズを盗んで回る泥棒ネズミは、ある時忍び込んだチーズ売り場で、美しいチーズに出会い一目惚れ。彼女(?)を食べる事なく、その美しさに見惚れる日々を送るようになるが、彼らの間には賞味期限というタイムリミットが迫っていた。
全編に渡り合成音声による英語音声に日本語字幕。それがかえって自然に聴こえる要因となっている。結構深いラブストーリー…かもしれない。

『Echo~世界に一人の女の子と映写機の話~』
文明が崩壊し、人々がいなくなった世界。ガイノイドの少女と相棒の映写機は、荒廃した世界を旅する途中、人々が遺した大切なモノに巡り会う。思い出に触れた映写機が過去を映す時、込められた想いに触れていく。
切り絵のカートゥーンのようなデザイン。温かみのある色遣いやピアノの劇伴で、設定に反してほっこりする作品。現在3話まで公開されている。

『お願い!モンスター』
ヒロキ君へのラブレターを鞄に入れるか迷う少女は、結局それを机の引き出しに仕舞ってしまう。しかし、突然ラブレターが羽ばたき、勝手に外へ飛び出し彼の所へ一直線。裸足で慌てて駆け出した少女は、何とかラブレターを読まれる前に抑え込むが、ラブレターは突然怪獣に変身してしまう。
怪獣が暴れ回り、街が色々と大変な事になっているが、全編通して可愛いアニメとSEでそれを感じさせない作風。この後一体どうなった!?

『宮子』
女子高生"宮子"は、トイレの鏡越しに目が合った美しい女性に目を奪われ、赤面して目を反らす。それ以降、いく先々でその女性の姿を目撃しては、カメラに収め写真を部屋に貼り付ける日々。やがて憔悴していく宮子、ついには女性が自宅にまで現れる…。
MVとして制作された作品。内容はハッキリ言って心臓に悪いが、楽曲と台詞音声のバランスが商業作品では見られない独特なモノであり、非常に引き込まれる。

『CHILDREN』
薄暗い空に覆われた街に、工場の煙突が立ち並び、犬は毎日列車に撥ねられる。番号で区別された生徒達は口を閉ざし、皆同じゲームの得点を取り、皆同じテストの点数を取り、皆同じ絵を描き、その様子を、教師は笑顔を絶やさず見守っていた…。
これらの描写は設定されたディストピアのファンタジーなのか、あるいは、現代社会の縮図としてのメタファなのか。観た人は色々考えると思う。

『ドルチェグエラ 御菓子戦争』
学校給食をこっそり残して持ち帰り、ごみ捨て場へ捨てる少女。その時、突然地面が抜け、少女はお菓子の世界に迷い込んでしまう。なんでも今は、お菓子を取り合い戦争中。お菓子が無くなった原因は、外から来た異物らしいのだが…?
NHK教育で放送されているような、道徳的内容を扱った寓話のアニメ。ちなみに、登場人物が皆ロリコンだが気にしてはいけない。

『rain town』
「その街はいつからか雨がやまなくなって人々は郊外や高台に移り住んでいった。「rain town」。人々の記憶の底に沈む 忘れられた“雨の街”へ時折、誰かが迷い込むという…。」(動画紹介文より一部原文引用)
ゆったりとしたピアノに乗せて、少女とロボットとの交流を描く。注意深く観ると、劇中ではかなりの年月を描いている事が分かる。

鬼斬娘』
刀を携えた幼い少女が鬼と対峙し、彼の大切なモノを切り落とす。それから時が流れ、再び対峙した両者。激しく斬り結ぶ中、怒り狂った鬼が異形の姿を取るが、ある事を切っ掛けにして、少女は鬼の本質を知る事になり…?
冒頭はflashのような鉛筆作画のアニメ。そこから一転して、後半は全てカラー作画。激しい動きのアクションを魅せる作品。

『春を彩る』
入院した画家のおばあちゃんから、アトリエの鍵と未完成の絵を託された少女は、絵を完成させるため、そのモデルとなった思い出の桜の木を目指す。
ストーリーは、シリアスとコミカルが交互に入り交じった作風。基本はアニメ塗りで描かれているが、時折水彩画のタッチに切り替わる場面が印象的。

DAICON IV オープニングアニメーション』
第22回日本SF大会において、オープニングを飾った作品。制作者達は、言わずと知れた後のガイナックスの創設メンバー。

 

以上、10作品。自主制作アニメは、商業アニメとは異なる独特な演出が魅力的で、色々と観てみると面白いと思います。