六連星手芸部員が何か書くよ

基本的には、ツイッターに自分が上げたネタのまとめ、アニメや漫画の感想、考察、レビュー、再現料理など。 本音を言えばあみぐるまーです。制作したヒトガタあみぐるみについて、使用毛糸や何を考えて編んだか等を書いています。

『君の名は。』気になった演出箇条書き

君の名は。』については、SF考証やシナリオの解釈等、小難しい話ばかり書いていたので、ちょっと息抜きに、細々とした気になった演出について書いていく。ネタバレOKという方は下記へスクロール。




















・瀧の手の平に書かれた「みつは」
終盤、三葉が瀧の手の平に名前を書く前にカタワレ時は終わり、それは叶わなかった。しかし、最初の入れ替わりの時、実は三葉は瀧の手の平に名前を書いている。初見だと何とも思わないシーンだが、2週目だと…。

・笑いが起こるシーン
生写真付き巫女の口噛み酒、「あいつに悪いか…」からのいつもの、おっぱい揉んで感涙する瀧とドン引きする四葉、共通してるのはこの辺。

ブラックベリー花言葉
お婆ちゃんと四葉と一緒に御神体に行く途中、お茶を飲むシーンの画面右端に映り込んでるブラックベリー(と思われる植物)。花言葉は「人を思いやる心、あなたと共に、素朴の愛、孤独、嫉妬」。それぞれ三葉の心情とよくリンクしてると思う。この時の三葉は、ちょうど奥寺先輩とデートの約束を取り付けているハズだ。植物にあまり詳しくないので、他にどんなモノが描かれているか分からないが、アニメの画 面に映り込むという事は、何らかの意味を持たせての事だろうと思う。

・デートコースの選定
奥寺先輩の反応から、昼食を食べたカフェを選んだのは彼女ではない事がわかる。また、瀧でもないようだ。デートコースの選定が三葉だとすれば、郷愁写真展を選んだのもそうだという事になる。

・繰り返される月のカット
瀧が三葉に電話をかけた時に電線に裂かれている満月、飛騨へ向かう瀧の三日月のTシャツ、御神体で三葉に再会した時、瀧が手を伸ばした薄い三日月。これらは2人の距離のメタファか。

・『なんでもないや』歌の入りでの暗転
前奏時、登場人物のその後が数秒ずつ挿入され、四葉のカットの直後に画面が一瞬暗転し、瀧と三葉のシーンに切り替わる。ここでスタッフロールか…と思わせてからのエピローグ。狙ってやってるとしか思えない。

・瀧の涙
2人がカタワレ時の御神体で再会した時、ポロポロと涙を流して喜んだ三葉に対し、柔らかく微笑んで見せた瀧。しかし、御神体に辿り着いた時、再び入れ替わった時、3年前に三葉に出会った事を回想した時、瀧は結構な頻度で彼女を想って泣いている。そんな瀧が三葉の前で初めて涙を見せたのは…。

※何か思い出したり思いついたりしたら順次追加していく。