六連星手芸部員が何か書くよ

お基本的には、ツイッターに自分が上げたネタのまとめ。アニメや漫画の感想、考察、レビュー、再現料理など。

ラノベ表紙絵に端を発した表現規制の話について思う事

グダグダ書きたくないので、まず結論だけ記します。

①フィクションの一次創作に関して

現行法でそうなっているようにゾーニングは必要だと思いますが、完全に規制される謂れは無いと思います。非実在青少年云々を語る方は、とりあえず現実と妄想の区別を付けましょう。

②ノンフィクションの表現媒体に関して

場合によっては規制や罰則が必要と考えます。こちらはフィクションと異なり、実在の人物や団体に被害が出るため、お咎め無しでは済まされないからです。(例えば、マスコミが特定個人を誹謗中傷するような報道犯罪、ワイドショーにおける震災被災者への人権侵害や建造物侵入など。あとは、東日本大地震で問題になった津波に人や車が飲まれる映像を繰り返し流し、視聴者に心的なダメージを与えた、というような害のある報道とか)

③二次創作に関して

こちらは基本的に全てフィクションという事になりますが、二次創作を“する側”が暗黙の了解とやらを勝手に拡大解釈して権利を主張し続けるなら、規制や罰則の強化も止む無しだと思います。本来の権利者が経済的、風評的被害を被るからです。


以下、補足します。と言っても、①②に関しては上記以上に特に書く事も無い為、一番揉めそうな③についてです。興味ある方だけどうぞ。


最近この話題に関しては物凄くモヤモヤしてるんですけど、表現規制に関してフィクション、ノンフィクション、一次創作、二次創作を明確に分けて論じてる人って殆どいないですよね?みんな自分の信仰する“宗教”の話ばかりで、表現媒体や方法、対象を場合分けしている人を見掛けません。全て一緒くたにしてしまっているように思います。

その場合何が起こるかを考えると、例えば、表現規制に反対(創作は規制されるべきじゃないと主張)する人の中には、二次創作で他者の権利を侵害して自分の首絞めている人たちもいますよね?これは私の観測したあるクラスタの話になりますが、その人たちは…


・二次創作は表現の自由で何をしてもいい

・作品が好きでこうしてるのでどうこう言われたくない


と主張しながら…


・二次創作同人誌のDL販売を行う

・アカウントに鍵をかけたり、センシティブ設定を有効にするなどの対策を行わずに、他者の創作物を対象とした暴行、強姦、首絞め等のパラフィリア的な投稿を繰り返す

・トレスグッズ売買を公式に咎められた前科持ちが現在でも同人活動を行なっている


…といった有様です。無茶苦茶ですね。正直、そんなクラスタに寄生された作品のファンを名乗るというのも心理的に抵抗があり、こういう気分に陥る人がある程度の数になっていく状態が、一次創作が二次創作によって被る風評被害なのだろうと思います。まあ、そういう気分にならない人もいると思いますが、公式はそういう時にどっちの訴えに耳を傾けるのだろうな、なんて事を思ったりもするわけです。(リンクは貼りませんが、この件の詳細はこのブログの過去記事を読んで下さい。ついでに言うと、この手の話題にフェミニズムを持ち出すような方は、上記のような言動をしている“女性”の自称創作者をどう思っているのでしょうか?女性の権利を云々を訴えるのであれば、矛先を間違えてるんじゃないですか?)


話が宗教の話に脱線しそうになりましたが、上記だけだと風評被害なんて存在しない、個人感情の問題だと無視する人がいるかもしれません。しかし、表現規制を強化したい人たちにとってはどうでしょうか?二次創作者にモラルや自浄作用が無いのであれば、一次創作をも巻き込んで表現規制の流れを作られる可能性もあるのではないでしょうか?だって、現実と妄想(ノンフィクションとフィクション)の区別の付かないような人が表現規制を訴えてるんですよ?一次創作と二次創作なんてマンガで一括りにされて終わりでしょう?(※個人の感想です。)


また、二次創作の権利を主張する人がよく口にする「グレーゾーン」という言葉ですが、そんなものは法的に存在しないと理解した上で開き直っている人はどれくらいいるのでしょうか?直近の話題としては、任天堂マリカー裁判が最も印象的だと思いますが、下記の内容が裁判に勝訴した任天堂の公式コメントです。


「当社は、長年の努力により築き上げてきた当社の大切な知的財産を保護するために、当社のブランドを含む知的財産の侵害行為に対しては今後も継続して必要な措置を講じていく所存です。」

ニュースリリース : 2018年9月27日

特定の作品に言及したわけでなく、非常に汎用性のある言い回しで端的に知的財産について述べられていると感じます。


また、任天堂程の世界的な大企業でなくとも、先日『ガールズ&パンツァー』の公式アカウントが、下記の通り無許諾同人グッズに関してコメントを出した事も記憶に新しいです。

「ガールズ&パンツァー」公式アカウント on Twitter: "「ガルパン」無許諾グッズについて改めてお願いいたします。複製・二次創作の如何に関わらず、正式に許諾していないグッズ(同人グッズ含む)の製造・販売(頒布含む)は著作権侵害行為となります。ファンの皆様は無許諾グッズをご購入なさいませんよう、お願いいたします。BV杉山 #garupan"

 

※追記

円谷プロも二次創作に関して明文化しましたね。

「Q.円谷プロ作品を元に自分でイラストや動画、書籍、レプリカなどを作成し、インターネットや同人誌、イベントなどで公表しても良いでしょうか?
A.弊社が許諾していない限り、公表いただく事はできませんのでご了承ください。
Q.円谷プロの公式サイト等で掲載されている画像を自分のWebサイトで使用して良いでしょうか?
A.個人に対するインターネット上での弊社作品に関連する画像・写真等の使用許諾は行っておりません。「非営利目的」、「個人のWebサイト利用」に関わらず、いかなる場合でもご使用頂けません。インターネットでの利用が「私的に使用する」ということにはあたらず「複製・配布」と同義となるため、ご了承ください。」

よくある質問 | 株式会社 円谷プロダクション


このように、企業は自社の著作物の権利が侵害されたり、それによって経済的に不利益を被る場合、法的措置や注意喚起を行います。「公式が同人関係にコメントしないのは暗黙の了解」「同人はグレーゾーンだからセーフ」などという言葉は、二次創作を行う側が勝手に言っているだけであり、そうした身勝手な主張で一次創作を蔑ろにするのであれば、そう遠くないうちに、自分たちの身を滅ぼすような気がしてなりません。