六連星手芸部員が何か書くよ

基本的には、ツイッターに自分が上げたネタのまとめ、アニメや漫画の感想、考察、レビュー、再現料理など。 本音を言えばあみぐるまーです。制作したヒトガタあみぐるみについて、使用毛糸や何を考えて編んだか等を書いています。

三角関数って役に立つの?という問いから離れた3分で読める数学の話

とりあえず、この世の中から数学が消えたら、スーパーで買い物も出来なければ電車に乗って出掛ける事も出来なくなりますし、飛行機も飛ばなければ銀行でお金も下ろせない、どころか振り込まれる事がなくなる…以前に給与の計算がされなくなるかもしれないです。そして、この文章を投稿する事は不可能になるだろうなと思います。

まあ、自身がそういったシステム面を構築する側に回るかは別として、三角関数を学んでおく事はデザインや設計、工学等に必須でしょうし、何に興味を持つかなんてその時になってみないとわからないので、いざ関わりたいってなった時に色々と勉強しておかないと後悔するよ、という事ですよね。


ただ、本題はここからで、三角関数が重要かどうか役に立つかどうかは、数学を説明する上ではあまり本質的な話ではないです。こういう抽象的な概念を数的に、論理的に考えて扱う事が出来るようになる事が重要であって、三角関数の問題に正確に解答出来るようになるかどうかは二の次だと思います。

数学というのはいわば「この世界に予め備わっていた法則性に対して、数字という可視化された概念で名前を付けて取り扱えるような形を与えたモノ」ですよね?飛行機が空を飛べるのは空を飛ぶための法則に合致した形を発見する事が出来たからであり、こうして安定した形で情報をやりとりする事が出来るのも電子的な運動をコントロール出来るようになったからです。つまり、この世界というパズルを解くために考え出された方法論が数学です。

パズルを解けるかどうかには得手不得手があり、それは数学も例外ではないです。三角関数始めとした数学の問題を学んで解けるようになるかどうかは大した問題ではないというか、それは個人差であってどうしようもない事です。ただ、実際にパズルを解けるようになるかどうかはともかくとして、この世界を読み解く事が出来る方法論を不要なモノとして看做してしまう事は如何なものかと思いますし、実際の用途をあれこれ羅列するのも結構ですが、そもそも数学って何だ?という点を抑えておく事が何より重要なのではないかと思います。


以上