プレアデス手芸部員が何か書くよ

基本的には、ツイッターに自分が上げたネタのまとめ(http://twitter.com/cs_ker)。中の人は『放課後のプレアデス』推しだが、これ関連の記事は稀。ちなみに、「プレアデス手芸部」とは、アニメ『放課後のプレアデス』をモチーフにして、編み物や刺繍等のハンドメイドでなんやかんや作ろうって活動です。twitterでの検索タグは、 #プレアデス手芸部 よりどうぞ。

今月の料理 2017年8月

エビチリ

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手羽トロ唐揚げとホロホロスペアリブ

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天津飯

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鳥はむラーメン

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茄子の肉味噌炒め

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新秋刀魚と鯵のお造り

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バッター液で作るお好み焼き

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煮染め

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すだちジュース

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豆鯵の南蛮漬け

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箱庭の並行世界への逃避行『打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?』解釈と考察、感想

まず前提として、自分はこの映画、完全に初見というわけではなく、10年以上前になりますが、原作ドラマの映画版を見てます。なので、ややうろ覚えではありましたが、物語の大筋の内容は知っている状態での鑑賞です。したがって自分は、余計な事を考えながら観る余裕があったんじゃないかと思います。

 

・あらすじ

夏休みの登校日、プール掃除当番だった典道と祐介は、密かに想いを寄せるクラスメートのなずなと一緒に、50m競泳で勝負をする事になる。「私が勝ったら何でもいう事聞くこと」そんな条件を出したなずな。なずなは勝負に勝った祐介を花火大会に誘うが、彼は約束をすっぽかしてしまう。一方、そんななずなと鉢合わせた典道は、彼女が母親に無理矢理連れ戻される姿を目撃するが、これを制止する事が出来ず、祐介に怒りをぶつける。

「もし、あの時俺が勝負に勝っていたら…」

典道がなずなの残したガラス玉に願いを掛けた時、世界の情景が巻き戻っていく…。

 

・原作ドラマとの差異について
所々描写に差異はありますが、原作の雰囲気を結構忠実に再現しているのではないかと思います。キャラデザについて、ガハラさんみたいって巷では言われてますが、ここで重要なのは二人の身長差です。原作から分かりやすいくらい狙ってる設定なんですけど、女の子の方が成熟が早くて背が高いんですよね。これが重要であって、顔立ちとかは本作の本質にとっては二の次です。また、原作のなずなの雰囲気について、自分はある種のポルノビデオのような演出がされているのではないかと思ってます。小学生が男女二人っきりで夜の学校のプールに忍び込んでスク水で泳ぐ、この字面からしてちょっとヤバい雰囲気がありますが、実際、健全な映像を撮ろうという意図は個人的には感じられなかったです。現在ではそんな企画は通らないんじゃないかと思います。そして、未成熟で無防備であるが故の色気みたいなモノは、アニメでも典道というフィルターを通して表現されていたと思います。ただ、アニメの方が生々しさが無いので、ある意味でマイルドな表現になってる気がします。そして、主演二人の演技については、棒読みでも何でもなかったと思います。キャラデザと声質は一致してましたし、舌ったらずな幼さも、辿々しい幼さも、どっちもキャラクターに合致してました。抑揚が変だったり、演技に感情が乗ってなければ棒読みですが、別にそんな印象は受けませんでした。あと、男子四バカが想い人を叫ぶシーン、原作だと眼鏡君は、「セーラームーン」って叫ぶんですけど、ここは変えて欲しくなかったかな?

 

・本作はタイムリープを題材にしているのか

本作のキャッチコピーは「繰り返される夏の日、何度でも君に恋をする」となっており、いかにも、『時をかける少女』で描かれたようなタイムリープを連想させます。しかし、劇中の描写はそうではありません。上記では、世界の情景が巻き戻ると表現しましたが、実際には二人は同じ世界を繰り返していたわけではなく、現実とは物理法則が異なる世界を過ごしています。それは、劇中で描かれた花火の描写から明らかです。本来、花火は爆発地点から同心円状に広がる、つまり球体になるモノですが、やり直した世界で横から見た花火は円状に広がっていました。典道はこの世界は間違っていると言い、もしも玉を使って再び選択をやり直します。同時に、典道にとってなずなと一緒に居られない世界とは、物理法則が歪んでいる位には有り得ない世界である、というメタファとしての意味合いもあると思います。いずれにせよ、劇中の描写はタイムリープではなく、並行世界への二人のささやかな逃避行です。

 

・もしも玉とは

典道が願いを掛けて投げる事で、選択をやり直す事が出来るモノ。なずなが偶然海で拾ったそのガラス玉は、回想からなずなの亡くなった父親の所有物であったことが示唆されていますが、誰が何の為に作ったのか等、詳細は一切明かされません。唯一、これに言及したのは、酔い潰れたマダオこと花火師のおっちゃんです。彼は、これを花火玉だと言って空に打ち上げますが、これはそのままの意味で受け取っても良いのではないかと思います。もしも玉が打ち上げられ砕け散るまで、二人は、それがどのような色形になるか分からない世界で逃避行を続けていました。クライマックスで二人が訪れた世界は、ドーム状のガラスに覆われた世界であり、もしも玉が砕け散るのと同時に世界を覆うドームもまた砕け散っていきます。自分はこの世界を、もしも玉の中にある箱庭だと解釈しました。箱庭の世界で何かを得て、現実の世界に帰っていく…、プレイセラピーみたいですね。

 

・ラストシーンについて

さて、子供にとっての引っ越しとは、これまでの関係性が崩壊する一大事です。大事な人に一生会えないんじゃないか、そんな予感すら抱くかもしれません。簡単には会いに行けないし、連絡だって取れない。劇中には携帯電話の描写だって無かったですしね。そういった危機的状況に後押しされ、二人は逃避行に出るわけですが、その果てで、砕け散ったもしも玉の中から、あるポートレートを見付けます。典道がなずなの手を握るこのカットは、これまでの思い出にはないモノであり、二人が現実の世界で手に取ることができる"もしも"の可能性です。この場面こそが描かれなかったラストカットだと思います。東京デートのポートレートだって色々あったわけですが、これを選んでしまうと想像の余地が消えてしまうんです。先生が点呼を取る中、教室に居ない典道というラストシーン。学校をサボって新学期の初日に彼女の出発を見送ったのか、はたまた、こらはもう少し先の未来で、こっそり遊びに来た彼女を出迎えに行ったのか、実際にどうであったかは観客に委ねられていますが、想像すればするほど甘酸っぱいラストです。

 

・総括

最後に、自分が考えた物語全体の解釈を書きます。なずなにとって引っ越しとは、大事な人と引き離される一大事であり、典道にとってもそれは同様で、それを回避する為に彼は奮闘しました。しかし、それはどこまで行っても一時的なモノであり、並行世界への逃避に過ぎなかったと思います。上記ではその並行世界を箱庭と称しました。やや端折った解説をすると、今作において二人は、その箱庭の世界の中に、自分達にとってこうであったら良いな、という景色を作ることを模索したのだと思います。その試みは途中まで、もしもあの時ああしていたら、という過去に向けた感情でした。しかし、もしも玉が砕けてしまった時、二人は未来のことを想像します。東京まで行って、プリクラを撮って、水族館へ行って、遊園地へ行って…、そしてその中に、自分がラストカットだと予想した直近の未来を想像出来たのだと思います。過去に向けていた"もしもああだったら"という感情が、未来に向けた"もしもああなれたら"という感情に昇華した。もしも玉が砕けた時、心象が過去から未来へ、世界が並行から現実へ、それぞれ転換しています。もし、この解釈が許容されるのであれば、やはり、ラストカットはああして想像に委ねる形で良いのではないかと思います。

最後のSFアニメ・漫画を語る

前回の記事はコチラ

http://ker-cs.hatenablog.com/entry/2017/08/10/075212

 

『パプリカ』
「続きはどうするんだよ!!」
同じ夢に繰り返し魘される乾刑事は、パプリカと呼ばれるセラピストに、夢を共有する機械"DCミニ"を用いたカウンセリングを受けていた。ある日、研究所からDCミニが盗まれ、人々の夢が侵食されて行く…。

原作:井筒康隆、監督:今敏。夢と現実が入り混じる、監督の代表的な手法とも言える作風で、数々の賞を受賞した。師匠こと平沢進の楽曲に合わせたOPから非常に引き込まれる。全体的に作画クオリティは非常に高いが、中でも、パレードシーンの作画カロリーは、素人目にも常軌を逸している。

 

宇宙ショーへようこそ
夏休みの合宿で小学校に泊まり込む事になった夏紀達は、逃げ出した兎を探す中、怪我をした犬のような姿をした宇宙人と出会う。彼女らは介抱の御礼に、月面都市で開かれる宇宙ショーに招待されるが、ある理由で地球に帰れなくなってしまう。

原作:ベサムーチョ、監督:舛成孝二。『かみちゅ』スタッフが集結して制作したオリジナル劇場アニメ。月の重力下では身体能力が上がりヒーローになれるという設定は、『ドラえもん のび太の宇宙開拓史』を彷彿とさせる。子供にも勧められる内容だが、漫画版はえっちぃらしく現在入手困難。なぜに『バーコードファイター』の作者に依頼したのか…?

 

紅殻のパンドラクレイドル編
パーティ会場で知り合った老紳士にお茶会に誘われた福音とクラリオン。電脳空間テラリウムの中で、数年振りに味わった甘さに福音が感嘆する中、二人は話題に登った彼の愛娘を紹介される。しかし、案内された先で二人が出会ったのは、生命維持装置に繋がれた脳殻だった…。

原作:士郎正宗、漫画:六道紳士(現在は春夏秋冬鈴が作画担当)。以前百合(ガイノイド萌え)作品として紹介した攻殻機動隊外伝。全身義体故に甘いという感覚すら得られない福音、生命の定義とは何か、意思を発しない残された脳殻だけで彼女は生きていると言えるのか等、物語の根幹に関わる一編。

 

PSYCHO-PASS
シビュラシステムにより国家が監視され、人々の心理状態がPSYCHO-PASSとして判定される近未来。中でも犯罪係数が一定値を超えた場合、その人物は潜在犯と看做され、公安局刑事課の刑事達に狩られる立場となっていた。

総監督は劇場版『踊る大捜査線』でお馴染みの本広克行、監督は『BLOOD+』第3クールOPを手掛けた塩谷直義。本作2クールOPにその片鱗が伺える。本作は近未来を描くSF作品でありながら、往年の刑事ドラマの雰囲気を併せ持つ。とっつぁんこと征陸刑事のモデルは、踊るシリーズの和久さんだろう。

 

 『ゼーガペイン
廃部寸前に追い込まれた水泳部を立て直すため、日々、部員勧誘に余念の無いキョウ。彼は、転校生シズノ先輩にPRビデオの出演を依頼し、これを了承されるが、同時に荒廃したゲームの世界へと誘われる。彼は、シズノと共にアルティールを操り、次々と任務をこなしていくが…。

監督:下田正美サンライズ制作のオリジナルロボットアニメ。最初の数話は、同じ様な展開を繰り返しながら、伏線を小出しにしていく非常にスロースタートな構成であり、4話で躓く人も多いかもしれない。巷では、「ゼーガは6話まで観て」と言われているらしいが、個人的には7話を観て判断して欲しい。

 

ソードアートオンラインII 』マザーズロザリオ編
SAOから帰還したキリトやアスナ達が、ALOの世界を謳歌する中、辻デュエルを行う超強豪剣士"絶剣"が現れる。剣を交えたアスナは彼女からギルドに誘われ、1パーティでのフロアボス攻略の助太刀を依頼される。しかし、それには思いも寄らない理由があった。

原作:川原礫、監督:伊藤智彦。VR技術の医療転用、及び、終末期医療での運用を主軸としたSAOシリーズの一編。放送当時、お涙頂戴等と揶揄する感想も見られたが、VR技術の方向性としては、将来的に実現し得る技術であると個人的には思うし、いつか誰かが直面し得る問題だと思う。ただ、ユウキのCVに悠木碧を当てて泣かせるのは卑怯。

 

BLOOD+
一年前以前の記憶を無くしながら、血の繋がらない家族に囲まれ沖縄で幸せに暮らす小夜。ある晩、忘れ物を取りに学校に戻った彼女は、人を喰らう化物に遭遇し、謎のチェロ弾きの青年に助けられる。しかし、彼に血を与えられた事で小夜は豹変してしまう。

監督:藤咲淳一、制作:Production I.G。「セーラー服の少女が異形の化物を刀で斬り殺して行く」という『BLOOD THE LAST VAMPIRE』と同様のコンセプトを持つが、世界観やキャラクターは一新されている。一夜の惨劇であった劇場版とは異なり、本作は長い歴史と群像劇を描いた。

 

planetarian 〜星の人〜
地球全土を巻き込んだ戦争の為、星も月も、太陽すらも見えない程に大気が汚染され荒廃した近未来。プラネタリウムの投影機と共に世界を旅する老人が、身を寄せた集落での少年少女達との出会いをきっかけに、星の思い出を回想する。

原作:key、監督:津田尚克。2004年に発売されたキネティックノベルplanetarian 〜ちいさなほしのゆめ〜』、その同名webアニメに小説版収録作『星の人』のエピソードを加え、再構成された劇場版。ロボット工学三原則等、プログラムに従った行動にも関わらず、それが心を揺さぶるのは何故なのか…。

 

新世紀エヴァンゲリオン
40億年前の地球。遥か宇宙より白き月が落ち、アダムは使徒を生み出した。しかし、直後に黒き月が落ちた事で使徒たちは眠りに就き、共に飛来したリリスより群体の生命が生み出され、長い年月の後に人類が地球を支配する。そして、時に2015年、両者の生存競争が始まった。

原作:GAINAX、監督:庵野秀明。シナリオや設定には、聖書や心理学が多数引用され、上記設定も劇中では殆ど触れられない等、多くの謎が議論されている。主人公シンジの内面のみを描写した最終話は物議を醸し、その際、現実では何が起きていたのかについては、後の劇場版の公開を待つ事となった。

 

THE END OF EVANGELION
全ての使徒を殲滅したネルフ。しかし、代償として親友をその手に掛けたシンジは、生きる希望を見失ってしまう。多くの犠牲を払った戦いは、人類の勝利かと思われたが、ゼーレに支配された戦略自衛隊によりネルフ本部が強襲される。本当の最後の使徒、リリンとの戦いが始まった。

新世紀エヴァンゲリオン』完結編。テレビシリーズ最終話のシンジの葛藤の裏、実際の人類補完計画がどのようなモノであったかが描かれた。凄惨であったり精神的にキツい場面もあり、視聴には覚悟が必要。その結末と解釈を巡り、やはり様々な議論が交わされた他、アフターSSは星の数ほど存在する。

 

以上、10作品。

SFアニメ・漫画を語る・征服

前回の記事はコチラ

 http://ker-cs.hatenablog.com/entry/2016/07/01/183657

 

攻殻機動隊(原作)』
公安所属の荒巻は、亡命の取引現場で、少佐と呼ばれる女性による要人暗殺を目撃する。彼女を公安に引き込みたい荒巻だが、再三のスカウトは軽くあしらわれてしまう。一方少佐は、自身の部隊を率いて政府の洗脳施設への突入を決行する。

原作:士郎正宗ヤングマガジン海賊版にて連載されていた。1989年発表にも関わらず、現在に至るまでメディアミックス作品が発表され続けている。そして、その世界観は全く時代遅れになっていない。欄外の解説、コラムの分量が凄まじく、参考文献として医学書までお薦めされる。クールビューティな少佐をイメージすると度肝を抜かれるかも?

 

カミヤドリ』『神宿りのナギ』
カミヤドリと呼ばれる、感染者を異形の怪物へと変質させるウイルスが蔓延する世界。発症者を助ける術はなく、対カミヤドリ部隊「特捜」において、カミヤドリと共生した戦闘のスペシャリスト「右腕」が、元人間に銃を向け彼らを始末していく。

僕だけがいない街』で一躍有名になった、三部けいによるSFアクション作品。月刊少年エースエースアサルトにて連載されていた。物語途中で一時連載が中断していたが、『神宿りのナギ』とタイトルを改め連載再開し完結した。バイオハザードな世界観だが、カミヤドリの描かれ方や劇中の人々の価値観には、ある種の宗教性を思わせる。「コロソウ/殺そう」

 

銃夢
空中都市ザレムの真下に形成されたクズ鉄町で、義体化手術を行い生計を立てるイドは、スクラップの山の中で義体化された少女の上半身を掘り起こす。記憶喪失の彼女に義体を与え、共に生活を始めたイドだったが、彼には医者とは違う裏の顔があった。

原作:木城ゆきと。続編『銃夢LastOrder』を経て、現在は最終章『銃夢火星戦記』が連載されている。かつては集英社ビジネスジャンプで連載されていたが、現在は講談社のイブニングに移籍している。緻密なサイバーパンク描写や、人間の本質とは何かを問うストーリーが魅力的。一方で、グロテスクな描写も多々あり、少なくとも内臓や脳髄が飛び散る描写に耐性の無い人にはお勧めできない。

 

 『Coo 遠い海から来たクー』
南太平洋フィジー諸島へと移住した、海洋生物学者の徹郎と息子の洋介は、嵐の日の翌朝に珊瑚の海の中で見た事も無い生物を発見する。その生態を観察するうち、二人はそれがプレシオサウルスの生き残りではないかと考えるが…。

原作:景山民夫、監督:今沢哲男、脚本:岡本喜八。同名小説の劇場版アニメであり、全編を通して非常に高いクオリティのアニメーションが描かれるが、現在に至るまでDVD、BDでの販売や配信が無く、視聴手段がビデオパッケージや金曜ロードショーの録画のみという、正に隠された名作。冒頭のプレシオサウルスの遺骸が忘れられない…。

 

『ARMS』
高校生活を送る高槻涼の前に、転校生・新宮隼人が現れ、その日常は脆くも崩れ去る。左腕を異形の兵器へと変化させ襲いかかってくる隼人を前にし、自身の右腕も同様の兵器である事を知った涼。やがて、自らの驚愕の出生の秘密が明らかになる。

原作:皆川亮二、原案協力:七月鏡一週刊少年サンデーにて連載され、また、『PROJECT ARMS』というタイトルでアニメ化もされた。物語やキャラクター名のモチーフとして『不思議の国のアリス』が用いられ、正に、主人公達が迷い込んだ世界から日常へと帰還する為に戦う事が、全体を通したテーマにもなっている。

 

 『AIの遺電子』
人工知能を搭載したヒューマノイドが人権を獲得し、社会で人間と共存する近未来。開業医須藤は、非合法な依頼も引き受ける闇医者"モッガディート"という裏の顔を持っていた。様々な理由で彼の元を訪れるヒューマノイド達の喜悲交交を描く。

原作:山田胡瓜。週刊少年チャンピオンにて連載中。作者は元ITmedia記者で、社会人を続けながら四季大賞を受賞。ITmediaでの『バイナリ畑でつかまえて』の連載を経て現在に至る。近未来のヒューマノイドと人間を描く1話完結の短編集であり、ざっくり言えば近未来版ブラックジャック。AIブームの現在、色々と考えさせられる。

 

『ひとりぼっちの地球侵略』
喫茶店を営む祖父と暮らす岬一は、高校に入学した直後に仮面を被った少女に追い回される。悪戯や奇行を繰り返す事で有名な彼女は、一つ上の先輩大鳥希。彼女はかつて、瀕死の岬一に自身の心臓を与え、生かしたと言うのだが…。

原作:小川麻衣子ゲッサンにて連載中。地球を侵略しに宇宙からやってきた希と、彼女に協力する事になった岬一の波乱に満ちた侵略生活を描く。しかし、岬一が希に翻弄されリードされてしまうのは、彼女が宇宙人だからではなく、彼女が一つ上の女の子の先輩だから、という観点を強く主張したい。

 

 『ドラえもん のび太と鉄人兵団
北極から謎の球体型メカを持ち帰ったのび太の元に、巨大なロボットのパーツが次々と転送されてくる。のび太ドラえもんと協力し、鏡面世界でこれらを組み立てるが、起動したロボットは一瞬でビル群を焼き払う兵器だった…。

原作:藤子・F・不二雄大長編ドラえもん第7作目。歴史改変を扱った作品の中では、本作は特に著名なのではないかと思う。大長編ドラえもんにおいては、タイムマシンは大抵何らかの使用制限が課されているが、本作はその禁じ手を敢えてメインに据えた。その結末の是非については議論が分かれるのではないかと思う。

 

『ジーンダイバー』
絶滅した生物の遺伝子を採取する為、過去の地球を再現した仮想現実にダイブした唯は、システムの暴走により、生物が異なる進化を遂げた別の仮想現実に飛ばされる。そこでは齧歯類から進化したプグラシュティクが生物の頂点に立ち、人類の抹殺を目論んでいた。

監督:古川政美。天才てれびくん内で放送されていたバーチャル3部作第2弾。あまりにガチ過ぎるSF考証の為に、当時の視聴者層で内容を把握出来た人は存在しないかもしれない。タイムブースター超カッコ良い。しかし、時間の流れを遅くする事で、空気に粘性が生じて呼吸不可能になる等、やはり設定は詳細に決められている。

 

『ガールズ&パンツァー』
華道や茶道と並び、戦車道が大和撫子のたしなみとされている世界。ある理由により戦車道の道を退き、名門黒森峰から大洗学園艦へと転入してきた西住みほ。彼女は、生徒会の圧力により、再び戦車道の世界で全国優勝を目指す事になる。

監督:水島努。第47回星雲賞メディア部門(劇場版)他、数々の賞を受賞した。本作の戦車戦は、戦車に施された特殊加工や使用する弾丸の規定等により、基本的に人死にが出る事はない。また、スポーツマンシップに則り試合は進められるが、その実態はスポ根ではなく、高度な戦略性や先読みが要求される、チェスのようなボードゲームに近いと思う。

 

以上、10作品。

今月の料理 2017年7月

夏野菜グラタン(タジン鍋で炒めてオーブンへ)

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アスパラガスのベーコン巻いたり巻かなかったり

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アジのお造りとなめろう(コイツ、いっつもアジさばいてるな)

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豚角煮、かぼちゃの煮物、ほうれん草の胡麻和え

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鶏カルビの唐揚げ

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鶏カルビの親子丼

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赤尾アジのお造り

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焼き餃子となんちゃって手羽餃子

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ハンバーグデミグラスソース

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『こどものグルメ』1話よりポテサラ丼

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マグロカマの塩焼き

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ジンジャーエール

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『劇場版ポケットモンスター キミにきめた!』ネタバレ無し感想

※シナリオや登場ポケモンは、予告や特報、公式サイトで公開されている範囲でのみ記述します

※初代テレビシリーズを観ていない完全初見の方で、予告範囲であってもどういう内容か知りたくないという方は、さよならバイバイ推奨

 

 ・シナリオについて

特報や予告から分かる通り、本作は初代テレビシリーズの幾つかのエピソードをベースとして、ホウオウをメインに据えたシナリオ構成となっています。第1話や人気のあった(と、個人的には思います)エピソードであるバタフリーヒトカゲとの出会いを導入とし、タケシやカスミとは異なる新たな旅の仲間やポケモンとの出会い、バトルが描かれます。総集編ではなく、あくまでテレビシリーズをベースとしたパラレルワールドのような作品です。初代を知っていると凄く懐かしいと感じる一方で、尺の都合もあるとは思いますが、少々あっさり気味で物足りないと感じるかもしれません。しかし、予備知識は不要なので、これが初見だという方でも問題無く観ることが出来る内容です。

 

・登場するポケモンについて

登場するポケモンは殆どが初代ですが、ポッチャマのような後のシリーズのポケモンも何匹か登場します。テレビCMでチラッと映っていましたが、なんと、あのポケモン達が登場します。自分は、特報と予告だけ見てCMを見ていなかったため、彼等の登場には驚きました。もし、まだCMを見ていないという方がいたら、見ずに映画を観に行って欲しいです。また、テレビシリーズと登場の仕方は異なりますが、劇中でクローズアップされるポケモンは、サトシと所縁のあるポケモンが多かったです。前述のバタフリーヒトカゲをはじめとして、お馴染みの顔触れが映画のあちこちで登場します。あの鳴き声もこの鳴き声も当時と全く変わりません。ピカチュウ可愛い。ホウオウは…素晴らしかったです。あのホウオウが動いてあの技を繰り出している…感無量です。

 

・キャラクターについて

今作のサトシは、タケシやカスミではなく、新しい仲間達と旅をします。自分も映画を観る前は、あの二人じゃないのかぁ…と、少々ガッカリしたのですが、実際には、今作のオリジナルキャラクターも歴代同行者の特性をしっかり継承しており、違和感無く観る事が出来るのではないかと思います。二人とも良いキャラしてました。声も良い感じです。また、ライバルキャラの立ち位置は、個体値厳選で有名になった彼を踏襲したモノだと思います。自分のようにゲーム版をずっとプレイしてきて、それこそサトシと同じ位の年齢からバトルで勝つ為の厳選をしていた人間からすると、正直、耳の痛い話です。一方で、テレビシリーズお馴染みの顔触れも登場するのですが、こちらは賑やかし担当に留まっており、登場したのに勿体無い扱いだったなと思いました。

 

・一部脚本 首藤剛志

テレビシリーズの幾つかのシナリオを再構成している以上、この方の存在を無視出来ません。OPテロップとエンドクレジットにこうして名前が挙げられていた事で、これだけで泣けてきそうです。また、これは首藤氏の脚本というわけではないのですが、一部『ミュウツーの逆襲』を踏襲したようなシーンがあり、あの場面は賛否両論あるのではないかと思いました。個人的には、あのシーンの意図や必然性はイマイチ掴むことが出来ませんでした。今回の旅の終着(とは言え途中ですが)がとてもシンプルであったように、その手前のあの場面も、もっとシンプルで良かったんじゃないかと思います。

 

・バトル描写について

今作では場面転換に際し、ちょくちょくトレーナーとのバトルが描かれます。それらのバトルはどれも迫力満点で、ポケモンも画面もめっちゃ動いてました。また、原作ゲームに触れている身としては、終盤のバトルでのサトシの技選択が、初代あるあるな感じでニヤリとしたり、然りげ無く特性に言及した試合展開がされたりと、ちゃんと考えられていました。サトシのバトルセンスの成長も今作の見所の一つと言えます。一方で、終盤の野生ポケモン戦では、その他のバトルが素晴らしかった事もあり、技の描かれ方が大味な印象を受けました。ニドキングゴルバットの攻撃が、オニスズメの群れ程の脅威には見えなかったんです。これは、生々しさの違いだと思いますし、この辺りの描写は勿体無かったなと思います。

 

・総括

各項目でネガティブな事も書いてますが、総じて、20周年記念作品として良い映画だったと思います。それだけに、色々と言いたくなってしまいました。あの頃ポケモントレーナーだった大人たちにとっては、『ミュウツーとの逆襲』とはまた違った意味で、今観る事でポケモンの良さが再発見出来る映画なのではないでしょうか?

今月の料理 2017年6月

鳥はむスープカレー再び

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フライドポテト

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野菜増しノットロールキャベツ

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鰤カマの照り焼き(富山県産)

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鯵フライ(富山県産)

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ゴーヤチャンプル

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