六連星手芸部員が何か書くよ

基本的には、ツイッターに自分が上げたネタのまとめ、アニメや漫画の感想、考察、レビュー、再現料理など。 本音を言えばあみぐるまーです。制作したヒトガタあみぐるみについて、使用毛糸や何を考えて編んだか等を書いています。

手芸部員が話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選

「話数単位で選ぶ、2017年TVアニメ10選」参加サイト一覧: 新米小僧の見習日記

「新米小僧の見習日記」様による企画に参加します。昨年は琴線に触れたアニメを10作挙げる事が出来なかった為、2年振り2回目の参加となります。

①2017年1月1日~12月31日までに放送されたTVアニメ(再放送を除く)から選定。
②1作品につき上限1話。
③順位は付けない
※五十音順で記載。各話あらすじと見所を手短にレビュー。制約ではないが、あらすじ見所共に約140文字。

 

Infini-T Force』6話‬
ダミアンに連れ去られたエミを助ける為、彼の待つ異世界で機械兵と戦う健。しかし、ガッチャマンとしての能力を奪われた健は、苦戦を強いられ追い詰められていく。ついに囚われた彼の危機を察知し、駆け付けるヒーロー達だったが、それこそが、ダミアンが仕掛けた罠だった。

タツノコプロ55周年記念作品。監督: 鈴木清崇氏の他、40周年記念作である『鴉-KARAS-』からも中村健治氏やさとうけいいち氏らが参加している。異世界より集ったガッチャマン、ポリマー、テッカマンキャシャーンの夢の共演作にして、本6話は変身能力を奪われたヒーローが、ヒーローとは何かを自問自答し戦う激熱回。‬


少女終末旅行』9話‬
この世界にはもう、人間以外の生物はいない…、そう考えていたチトとユーリは、辿り着いた施設で一匹の魚と出会う。何としても魚を胃袋に収めようとするユーリだったが、施設の管理ロボットがこれを制止する。彼との交流を育む一方で、作業用ロボットが施設の解体を始めてしまい…。

‪撮影出身の尾崎隆晴氏が監督し、背景や音響等、全編に渡って細部まで拘り抜かれて映像化されている。通常EDアニメーションも原作者のつくみず氏によって一人で描かれ、非常に印象的。それを推したい気持ちもあるが、本話を含めて特殊EDも多い。本話はロボットとの交流を描く、短編映画のような一話。‬


正解するカド』6話‬
異方より日本へと出現したカドを巡り、この巨大な存在が空港の敷地を占拠し続けている事が懸案事項として挙げられていた。そこで政府のカド対策チームは、僻地へのカド移転計画を立案。カド内部へと取り残されていた旅客機乗客全員の解放を機に、超巨大立方体の大移動が始まった。

‪これ以降の物語の展開については賛否あるが、ここまでの物語に関しては2017年に放送されたアニメの中でも、トップクラスのエンタメであったと思う。とりわけこの6話は、“街中を立方体が転がって移動するだけ”という、面白要素のカケラも無い事象を、非常識な一大スペクタクルとして描き切った。‬


戦姫絶唱シンフォギアAXZ』1話‬
夏休みの宿題が終わらないと、未来に泣き付く響の元に、シンフォギアへの出動命令が下される。戦場の舞台は、かつてクリスが両親を失ったバルベルデ。軍事政権が率いるアルカ・ノイズを薙ぎ倒していくシンフォギアだったが、その裏では、錬金術師達が暗躍していた。

‪最初からクライマックスのブッ飛んだ展開に対し、もはや安心感すら覚えるシリーズ4作目。光学迷彩を纏う空中戦艦がAパートで爆散するが、それは些細な問題でしかない。今作は規格外の司令を除き、初めて男性声優が歌唱キャラに声を当て、合唱やユニゾン等、ここに来て歌に更なる広がりを見せてくれた。‬


亜人ちゃんは語りたい』11話‬
“自分は亜人達を特別扱いしているのではないか…?”教頭から指摘を受け、思い悩む高橋先生は、亜人ちゃん達と距離を置いてしまう。なんとか先生を元気付けたいと知恵を絞る亜人ちゃん達は、あるサプライズを企画する。そして、彼女達の行動が思いがけない方向へと波及していく。

‪話の展開そのものは、原作に忠実だが、実は、高橋先生がビデオレターを観る場所が、原作の河川敷から浜辺へと変更されている。BGMは一切無く、ただ静かに波風の音が響く中、亜人ちゃん達が思いの丈を打ち明ける様は中々に情緒的で、思わずもらい泣きしてしまいそうになる。‬


プリンセス・プリンシパル』TV版8話(case20)‬
お城での生活がすっかり嫌になってしまった小さな王女“シャーロット”は、偶然お城に迷い込んだ自分そっくりのスリの少女“アンジェ”と友達になる。ある日、シャーロットはアンジェと入れ替わり、お城の外へと足を踏み出す。そして、それが二人の運命の日となった…。

‪2話(case01)から示唆されていた、アンジェとシャーロットの関係に纏わる真相が明かされる回想編。なぜ、プリンセスは自身の危険を顧みずにスパイへと身を投じたのか。なぜ、アンジェはプリンセスに過保護に接するのか。8話を観終えた後は、是非、ハンカチを携えて2話を観返して欲しい。‬


宝石の国』10話
大切な仲間を喪い、月人達との戦いを続けるフォスの前に、目覚めの春が訪れる。皆がフォスの変貌ぶりに驚く中、その戦いに危うさを感じたボルツはフォスをパートナーに指名する。初陣で遭遇した新型の月人の前に撤退を余儀なくされる二人だが、次は、ダイヤが標的にされてしまい…。

‪回を追う毎に何かを喪い続けてきたフォスが決定的に変わってしまった本話。しかし、選出理由は別にあり、それは、おそらく通常の手描き作画では表現不可能な戦闘シーン。ダイヤと新型月人の対峙は、その長さに対し僅か数カットしかなく、その緊迫感と迫力は、空間の中に直接カメラを置く3DCGならでは。‬


魔法使いの嫁』3話
教会の命を受け、アイルランドの果てにあるドラゴンの国へとやって来たエアリスとチセ。彼らを出迎えたのは、エアリスの師である魔法使いリンデルと、ネヴィンという老いて盲いたドラゴンだった。チセの記憶に触れたネヴィンは、未だ心の傷が癒えぬ彼女と共に最後の夢を見るが…。

‪この物語の中核をなすと言っても過言ではない、チセとドラゴンの物語、その出会いを描くエピソード。人間とは異なる、生と死に関するドラゴンの価値観は、複雑な感慨を抱かせるモノであると思う。原作最新話に至るまで、チセとドラゴンとの縁は続くが…、幸福な結末を迎える事は出来るのだろうか?‬


メイドインアビス』13話
ナナチの治療によって何とか一命を取り留めたリコ。ナナチに多大な恩義を感じるレグに対し、ナナチはある頼みごとをする。葛藤するレグだったが、ついにはその願い事を聞き入れ、色とりどりのぬいぐるみが並べられた揺り籠に火葬砲を向ける。しかし、ナナチがそれを制止して…。

ここで終わるとリコの存在が希薄になるのでは?という不安を吹き飛ばした最終話。原作でも非常に辛いエピソードだが、アニメでのナナチの号泣がそれに拍車を掛けた。気球がこれまでの旅路を辿りながら地上へと届けられるエンディングは、実はアニメオリジナルであり、この設定は原作へと逆輸入された。


遊☆戯☆王VRAINS』20話‬
ロスト事件の全貌を知る為、SOLテクノロジー社のマザーコンピュータ中枢へと侵入したプレイメーカーは、真っ当な手段によって事件を解決する事を目指す財前と対峙する。互いに一歩も引かないデュエルを繰り広げる二人だが、ついにプレイメーカーが追い詰められる。

‪財前の操る古の戦術サイクル・リバースを軸としたデッキに対し、プレイメーカーのサクリファイスエスケープやカード自壊による墓地誘発効果発動による切返し等、非常に丁寧な決闘が描写された。また、財前兄妹の絆は、初代『遊☆戯☆王』の海馬兄弟を彷彿とさせ、その関係性と絡めたデュエルの結末は、感動すら覚えるエンタメだった。‬


以上、2017年の10選。毎年の事だが、観る事が出来ていない作品も多く、それによっては結果は変わるかもしれない。ただ、今年は全体的に、原作に対し、アニメならではの表現力で、非常に丁寧に向き合った作品が多かったように思う。また、『Infini-T Force』『正解するカド』『宝石の国』のフル3DCGアニメを3作選出。過去、劇場版作品においてはコレがメインに据えられる事はあったが、これまで、あくまで補助的に用いられてきた技術が、TVアニメ市場において第一線に躍り出た年であったと思う。

どうぶつの森ポケット〜ポケ森攻略の効率的な初動に関する一考察〜

配信されてから初日2日目を遊んでみて、反省等も踏まえながら、個人的に効率的だと思う攻略手順について、写真付き箇条書きで記していきます。

 

まず、なるべく早期に必ずやっておいた方が良い事は下記の3点です。

(1)マイニンテンドーやログインボーナスからのリーフチケット入手

(2)作業台の解放

(3)テントの作成

コレ以外のどうぶつの招待順などは、基本的には各々のプレイヤーの自由で良いと思います。

※テントLvアップ前は好感度上限があるため、ある程度進行している場合はどうぶつたちの経験値効率を考慮する必要が出て来ます。

 

(1)リーフチケットの入手

ログインボーナスやマイニンテンドーTwitter等との連携により、リーフチケットを大量に入手します。クラフトや採集の時短にもつかえますが、課金しない場合は有限なので効率は悪いです。なので、最初は(2)のために使用します。

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(2)作業台の追加

どうぶつをキャンプ場に招待するためには、指定の家具を揃える事が必須の条件となります。最初は手持ちのアイテム、クラフト材料の所持上限が少ないため、順次クラフトを行い常にスペースを確保していく必要があり、そのためには作業台を複数確保する事が何よりも重要です。作業台2つでリーフチケットを160枚消費しますが、1台で時短のために消費するより最終的にはプラスになります。どうぶつの欲しいものリストやクラフトしなければならない家具は、画面下部のマップ、どうぶつから確認出来るので、必要なモノを優先して集め、揃い次第クラフトしていきましょう。

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(3)テントの作成

初期状態ではどうぶつたちの好感度上限があるため、材料が揃い次第テントも順次作成、Lvアップさせていきましょう。素材を大量に消費するため、素材が乏しい初期ではマイニンテンドーのギフトを使用するのも良いと思います。新規作成には12時間、Lvアップは材料とベルさえあればすぐに可能です。初期は好感度上限をあまり気にする必要が無いため、時短を行う必要は無いと思います。

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以下、おまけ

 

(4)金策について

ログインボーナスはテント作成や大量のクラフトによって消費される為、作成を効率化してもあっという間にベルが枯渇します。そういった場合は、作成に時間の掛かるクラフトノルマを消化し、どうぶつたちのお願い事を聞いて回る事に専念しましょう。個人的には、画面上で視認出来る事も併せて、ミヤマクワガタのポップ率が高い気がしますが、試行回数が少ないため、まだ何とも言えません。

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(5)バザーの有効な活用法について

今作は手持ちのアイテム上限数が少なく、あっという間に埋まってしまいます。そこで、バザーを用いたフレンド間でのアイテムのやりとりを推奨したいと思います。プレイ時間が少ないゲーム開始直後は、ポップする昆虫や魚がランダムである事から、所持数に個人差が生じやすいです。今は不必要だけど所持数が10数個になったアイテムは、バザーに出品してフレンド間で相互に売買する事で、過去作のクローゼットに代わる貸金庫のように機能するのではないかと思います。

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(6)アイテム所持上限を誤魔化す果物のストック方法

まだ完全ではありませんが、果物のポップについて何点か検証しました。とりあえずわかった事としては下記の4点です。

①地面に果物を落とした状態でも、新しく果物は木に成る

②地面に置きっ放しの果物は、アプリを終了、再起動しても消滅しない

③また、日付変更、どうぶつの配置変更によっても消滅しない

(※複数日、複数回を経た場合は不明、要検証)

④その木から地面に落ちた果物が一つでも残っている場合、木を揺らしても新しい果物は地面に落ちない

よって、アイテム欄の圧迫を回避するため、果物を地面に落とした状態にしておき、必要になったら拾いに来るという方法は、所持上限が増える前はある程度有効なのではないかと思います。

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ちゃんとしたチャートを作成すれば、もっと効率化出来ると思いますが、まあ、RTA程突き詰めるつもりもないのでこの辺で。

ではでは、皆さまより良いスローライフを。

今月の料理 2017年10月

じゃがもち

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手抜きデミグラハンバーグ

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さつまいもアイス(卵黄のみ使用)

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ラング・ド・シャ(卵白の使い先)

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自家製パイタンスープの鍋

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真ん中凹んだプリン

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クッキングSパパさん家の角煮丼(簡易版)

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レシピは↓こちらからお借りしています

本気で作る豚の角煮丼♪ ~保温調理でトロットロに!~ by クッキングSパパ 料理/動画 - ニコニコ動画

ハヤシライスハンバーグ

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レシピは↓こちらからお借りしています

鍋焼きハンバーグ作りました by ちょこころね 料理/動画 - ニコニコ動画

『プリンセス・プリンシパル』一挙上映会 トークショーレポート

2017年10月28日にアクアシティお台場にて開催された『プリンセス・プリンシパル』時系列順一挙上映会参加してきました。話の順番は正直覚えてないので、トピックごとにまとめます。また、登壇者の掛け合いみたいなネタや、プロデューサーよりオフレコとされた話は省きます。御容赦下さい。

 

・2期について
今回のイベントでは確定情報は無し。チーフプロデューサーの湯川さんが「今回は言えない、来年4月に良い話が出来るよう頑張ってるから、質問でそれは無し」と最初に釘を刺したが、登壇したスタッフから「2期は?やるんじゃないの?だから俺ら呼ばれたんじゃないの?」と突っ込まれまくっていた。BD、DVDでもう一声欲しいとの事。

 

トークショー第1部>
監督:橘 正紀
音響監督:岩浪美和
プリンセス役:関根明良
ベアトリス役:影山灯
チーフプロデューサー:湯川淳

・音響について
今回の音響は劇場用に、スクリーンのセンター、ライト、レフト及び、左右のサラウンドに再調整した特別版。そこらの劇場アニメよりも音響が良いんじゃないかとの事。

・オーディションについて
メインキャストは若手で行こうという大枠は決まっていた。素の演技だけでなく、カバーの演技についても考慮され、雰囲気で決めていった。
ベアトの変声声優さんが豪華な布陣になった事については監督の趣味。男性の方が面白そうというのと、ベテランの声優さんが好きなので、3Hzのプロデューサーさんが直接お願いしたりした。影山さん曰く、「玄田さんは、警備員、ベアトが演じてるけどどこか演じきれてない警備員、ベアトの変声の3パターン演じ分けられていて凄かった」との事。一方、音響チームはダビング作業時に、「警備員役で玄田さんはねーよ」とツッコミを入れていた。劇場版『名探偵コナン』で声優から犯人がバレるみたいなノリだったとか。玄田さんのスケジュールが押さえられなかった場合、警備員のCVは若本規夫さんになる可能性もあった。

岩浪さん「政治的なキャスティングは無い」

・アフレコエピソード色々
アフレコ席順は、アンジェ、ちせ殿、プリンセス、ベアト、ドロシーの順で、1話がそうだったので以後そうなった。ちせはチェンジリング演技についてアンプリ2人が話してる間に挟まれ、「私、ここに居ていいの?」と、ずっとオドオドしてた。なお、2人はそれを楽しんでる節があったとか。
関根さんは1話アフレコ当初、岩浪さんから「ロイヤル感が足りない」とダメ出しを食らっていた。語尾を上げてしまうとギャルっぽくなってしまう等、喋り方にはいくつかコツがあるとか。監督曰く、ロイヤルさを演出するためにプリンセスの台詞のタイムシートが長いという事はなく、演技で演出されている。アンジェと2人っきりの時であっても岩浪さんから「ロイヤル感40%で」等の注文があり、0になる事はないらしい。関根さんは「私はロイヤル」と唱えてからアフレコに臨んでいた。そもそもロイヤル感って何だろう?と悩んだ。
土師さんがロイヤルなプリンセスの台詞真似を後ろからしてくるお茶目っぷりを見せていた。

・ベアトかわいいよベアト
橘監督「ベアトは癒し。画面の端っこでくるくるしてたり、転んだり、描いていて楽しかった」
岩浪さん「萌えはベアトの仕事、ちせは侍であって萌えじゃない」
最終話のくるくるベアトは、スケジュールがキツい中、原画さんが凄いモノを描いてきた。キャラを喋らせながら動かすだけでも大変なのに、その上で回して髪が跳ねてる。

・11話のアンプリ入れ替わりについて
監督が…だった事もあり、アフレコ現場は大混乱だった。通常、アフレコ現場ではキャラ名で呼びかけるところ、この時ばかりは「関根ー」と名前呼びになった。関根さん、今村さんの順で録った後に、もう一度関根さんが頼んで、プリンセスのフリをするアンジェのフリをするプリンセスを演じ、本採用となった。ダビング作業をしていた監督でさえ、この辺はどっちかわからなくなった。その違和感が良かったとの事。

・オフレコの話多数
SHIROBAKO』な話だったり、何故か作品に出てない声優さんに飛び火したりした。何がとはここでは書けないが、アクタスはマジで頑張った。ちせ殿回で江畑さんは当初500カット以上を上げていて、収まるわけないと思ったら尺には収まっていた。が、カロリー高過ぎて最終的にはカット数は減らされた。(これだけならオフレコには触れてないハズ)


トークショー第2部>
監督:橘 正紀
メカニカルデザイン片貝文洋
プロップデザイン:あきづきりょう
チーフプロデューサー:湯川淳

・デザインの棲み分けについて
大道具、メインキャラ武器デザインは片貝さん、小道具、サブキャラ武器デザインはあきづきさん、といった棲み分けがあった。

・デザインされたモノについて
デザイン数はテレビシリーズとは思えない量が発注、受注された。ただし、電話帳レベルに至った『翠星のガルガンティア』よりは少数らしい。
サンドイッチやケーキ、お菓子等はあきづきさんデザインで、サンドイッチは中に入っている具材も決まっている。また、1話に登場したオムレツは、朝と夜で実はデザインが違っており、それぞれ写真ではなく、作画用の資料が描き下ろされた。そうでないとなかなか線画で描きづらいらしい。お茶会に度々登場したスタンドは折り畳み式。フェンシングのマスクやクリケットのバットなど、一瞬しか映らないようなモノにもちゃんと設定があり、デザインする上でクリケットのルールまで覚えてしまった。
グロスターの青焼きは当時の船を参考に詳細にデザインされている。監督は欲しいものをお願いするだけらしい。

・キャラデザについて
黒星さんへの発注は、特に縛りはなく、黒星さんのデザインでとお願いした。ただ、最初のデザインがピンク髪でプリキュアチックだった為、髪色等は抑えめで現実寄りにと再発注され今のデザインになった。
アンジェのスパイ装束ついて、監督は、これでどうやって忍べばいいんだと悩み、このデザインで違和感の無い世界を考えた。

時代考証について
劇中設定は19世紀末だが、劇中に登場する車等のデザインは、史実では1920年代のモノであり、蒸気機関の発達により、現実より技術が進んでいる。サイバーパンクはどこまではっちゃけて良いのか、という線引きはこの辺で引かれている。また、デザインチームはこの設定が設けられた事により、新しいものを出して良いんだと納得がいった。

・ボツになったデザインについて
グロスターのデザインは当初、浮遊する機械城等の案もあったが、行き過ぎという理由でボツになった。ちせ殿の刀の鍔は、当初、猫の顔型のシルエットであったが、世界観に合わない為に脚下された。ボツ案とは少し異なるが、監督曰く、コントロール本部のモールス信号受信機は、出番が無かったので描きたいと思っているとの事。また、堀川公の所にもこの装置は設定上存在するが、出番が無かった。逆に、Cボールの内部デザイン(カートリッジ式)は会議で却下されていたが、3話の絵コンテで監督がしれっと入れてああなった。

 

トークショー第3部>
監督:橘 正紀
リサーチャー:白土晴一
設定協力:速水螺旋人
チーフプロデューサー:湯川淳

・リサーチャーと設定協力の違いについて
リサーチャー:脚本にダメ出しする人
設定協力:ネタ出しする人
…というのは半分冗談で、脚本のココをこうすれば設定に合致するとか、時代考証に合わせた資料を探す方々。実際はそこまで明確に役割分担されてないとの事。

・設定のあまりのマニアックさ
監督曰く、常識の枠が常人の2段ほど上にある人たちで、知ってて当然でしょというノリでマニアックなネタ出しをしてくる。脚本会議の当初から参加されていたが、監督は、知らないことを引っ張り出してやろうと話を振るが、その度にネタがマニアックになって脱線し、話が本筋から外れてしまい、会議が4〜5時時間伸びる事もあった。監督は、使えそうな部分だけ頭に残し、あとは聞き流していたため、いつも新鮮な気持ちで話が聞けたとの事。洗濯機の話は面白いと思ったので劇中の描写に生かされた。当時の洗濯情勢を忠実に再現されているらしく、機械がベルト式であったり、使用されている英語表記がアメリカ英語なのは、当時、ああいった機械が主にアメリカで生産されていたからとの事。
曰く、アフリカの国の交通情勢や上下水道の開発状況などにも精通している。劇中のレンガはイギリス式にしてね等、当然そうするものだろうと思っていて、直前までネタを言ってくれない事があった。湯川さん曰く、どこぞの羽川さんみたいな人たち。白土さん「知ってることしか知らない」

・スパイという要素について
スタッフ間でスパイに対する共通イメージがなく、バラバラであった為、2人でスパイについて講義した。KGBがどうとか色々あったが、正直全部は覚えてない。王族関係者がスパイというのは、実際には割とよくある事らしい。現実の方が案外突飛だとか。ホワイトボードにスパイ要素を書き込んでいき、スタッフ間で残したい要素を3つずつカードで選ぶ等して内容をしぼっていった。設定曰く「チャーリーズエンジェルのイメージで良いんじゃね?」との事。
なお、最初期のコンセプトは少女版『攻殻機動隊』であった。(橘監督は演出で『攻殻機動隊SAC』に参加されてます。みんな観よう)

・ボツ案について
設定は、蒸気機関インターネット(複数の管で電気信号の代わりに蒸気をやり取りする事で情報伝達する)を出す気でいたが、二人がはしゃぐのを見た湯川さんが、これはマズいと全力で止めた。マジなのかギャグなのか、スチーム装備ノルマンディー公ラスボス案があった。それがアンジェに撃たれて落ちていったら萌えるじゃないですか?との事。
メインキャラ外国人枠はインド人にしたいと設定二人は推したが却下された。その名残がガゼル。ネタ出しの90%くらいはボツになってる。

時代考証について
蒸気機関のエンジンは実際は静かなので、それだと迫力が無いという事で、あのピストンみたいなギミックが足された。設定が1910〜1920年代になったのは、写真資料が残っているのはその時代から、という理由もあった。
銃器設定は当初、監督はスチーム銃を出すつもりでいたが、上がって来た銃器デザインが実物寄りだったため、設定との話し合いで、なら実物で行こうという事になった。銃は監督とデザイナーの趣味であって設定は干渉していない。ただし、趣味そのものは一致しているとのこと。
ちせの体育授業シーン、設定は“ブルマー”を推した。ただし当時の膝下まであるヤツ(Wikipediaに写真載ってるヤツだと思われる)。

・全ては大河内さんの頭の中に
ちせが佐賀藩出身なのも、アンジェが黒蜥蜴星人と言い張るのも、逃避行先がカサブランカなのも、全部大河内さんの案。実際のところ何故かは謎。カサブランカはフランス領であり、アルビオンから捜査の手が伸びにくいという理由もあってそのまま採用になった。ただし、湯川さん曰く、カサブランカについては話せないことがあるとの事。


以上、書き漏らしはあると思いますが、ざっくりこんな感じでした。

ダイエットのお供に豆腐ハンバーグ

高タンパク低カロリーでたくさん食べられます。鶏挽き肉は胸肉を使った方が脂身は少ないですが、ボソボソしてあまり美味しくないので、モモ肉推奨です。

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鶏モモ挽き肉200g
木綿豆腐1丁
玉ねぎ1/2
卵1個
パン粉大匙1
おろし生姜小匙1
醤油小匙1
塩胡椒少々

豆腐はサイコロカットの後にレンチン600w3分程で水分を飛ばします。材料を全て混ぜ合わせたら、胡麻油をひいて蒸し焼きにし、蓋をとって両面をキツネ色に焼きます。オーブンよりも蒸し焼き推奨です。

後はお好みでキノコ類や盛り付け時に大根おろし、大葉、水菜等。

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本気でダイエットを考えるなら、栄養学や料理を勉強しましょう。民間療法とか食事制限とかは逆効果ですので。