六連星手芸部員が何か書くよ

基本的には、ツイッターに自分が上げたネタのまとめ、アニメや漫画の感想、考察、レビュー、再現料理など。 本音を言えばあみぐるまーです。制作したヒトガタあみぐるみについて、使用毛糸や何を考えて編んだか等を書いています。

怪獣ってなんだ!? ~総評『GODZILLA 怪獣惑星/決戦機動増殖都市/星を喰う者』

・前書き

シン・ゴジラ』に続き、1年に渡って上映された和製ゴジラ復活作第2弾『GODZILLA』(通称アニゴジ)シリーズが完結しましたね。第一章公開当初から、従来の世界観とは全く異なるスケールの大きなSFが展開され、色々と波紋を呼んだ作品となりましたが、ここでは全編通したシナリオのあらすじ含め、どういう風にこの作品を解釈したら良いのかについて考察していきます。


・あらすじ

<前日談>

星の文明が栄華を極めた時、ゴジラはその文明に終わりをもたらす為に現れる。そして、神であるギドラは、ゴジラを喰らい星そのものを喰らう為、別の宇宙から現れる。そうしてエクシフの母性は滅び、逃げ延びた彼等は、未来予知すら可能とした科学力によって、この宇宙に永遠は無くやがて滅びる運命にある事を識る。自分達の文明の到達点が滅びの先にあると考えたエクシフは、様々な星の文明に干渉し、その星々でゴジラを生み出し、それを呼び出したギドラに喰らわせる事を繰り返してきた。そうして星々を滅ぼしながら宇宙を旅するエクシフは、地球の文明に寄り添い、ゴジラの誕生を迎える。

<第一章>

地球人、宇宙からの訪問を装い姿を現したエクシフ、そして、母性が滅び地球に辿り着いたビルサルドは、一度はゴジラとの戦いに敗れ宇宙へと逃れるが、二万年もの時を超えて地球へと帰還し、人類の兵士ハルオをリーダーとして再びゴジラとの戦いに挑む。そうして一度はゴジラを仕留めたかに思えたが、ハルオ達が戦ったゴジラは一個体に過ぎず、二万年もの間、単一個体で進化を続けてきたゴジラ・アースがその姿を現す。

<第二章>

戦いに敗れたハルオ達は、地球に残り独自の進化を遂げた人類の生き残りフツアの元へと身を寄せる。モスラの卵を神と崇め、モスラの因子を体内に取り込んだ事でナノメタルに耐性を持った彼女達は、やがてハルオ達を自己増殖を続けるナノメタルの採掘場へと案内する。ビルサルドの兵士ガルグは、かつて戦う事なく敗れ去ったメカゴジラを決戦都市メカゴジラシティとして進化させ、機械に人類を融合させてゴジラを倒そうとする。しかし、それがゴジラに成り代わり地球を支配する事を危惧したハルオは、エクシフの神官メトフィエスの教唆も手伝いガルグを討つ。作戦は失敗し、メカゴジラシティはゴジラに敗れ崩壊する。

<最終章>

メカゴジラシティを失い、もはやゴジラを倒す手段を絶たれたかに思えた人類だが、メトフィエスらエクシフは、そんな彼等に付け入り神を召喚する準備を着々と進め、遂にはギドラを別の宇宙から呼び出す。顕現に伴いハルオ達の母船を破壊したギドラは、そのままゴジラへと喰らい付き、別の宇宙から一方的に干渉する事によってゴジラを活動停止寸前にまで追い込む。しかし、メトフィエスと対峙したハルオが、ギドラをこの宇宙へと干渉させている観測者としての彼の目を破壊した事により、ギドラはこの宇宙の法則に捕らわれ形勢が逆転。ゴジラが放った熱線により特異点が破壊され、ギドラはこの宇宙から姿を消す。今度こそゴジラへ対する手段の一切が失われ、数える程にまで数を減らした極僅かの人類は、フツアと生活を共にし、やがて子を成し、ひっそりと生き延びていた。しかしある日、残されていた最後のナノメタル兵器の再起動が成功してしまい…。

 


・補足解説解釈後記

<SFと哲学>

上記では結末までは書いていませんが、ざっくりこのような話だったと思います。最終章を観るまでの各章の個人的な印象としては、第一章が『翠星のガルガンティア』や『アルドノア・ゼロ』などの虚淵アニメの総集編、第二章が平成VSシリーズのSF風リメイク、というものでした。と、ここまでは非常にSF色の強い描写が成されていましたが、最終章ではその雰囲気が一変し、非常に哲学や宗教色の強い描写が成され、困惑した方も多いのではないかと思います。ただ、劇中でも引用があった通り、「高度に発達した科学は魔法と区別が付かない」という言葉がありますが、これはおそらくSFにも言える事で、デカルトが数学から哲学へと傾倒していったように、SFを突き詰めた結果として哲学的な色を帯びたのではないかと思われます。実際、最終章がSFらしさを放棄していたかと言えば決してそんな事はなく、召喚されたギドラに襲われた沈み行く母船内の支離滅裂な状況報告は中々味がありましたし、マーディン博士があくまで科学的な推論に則ってギドラの正体に迫ろうとした姿勢も第一章から全くブレてないです。最終章が第一章、第二章から乖離した哲学の話と捉えるか、あくまで地続きのSFであったと捉えるかは、その人その人の「どこまでをSFとして許容するか」という解釈に委ねられているように思われます。


<怪獣ってなんだ!?>

全編通して観た印象としては、あくまで、ゴジラもギドラも大枠ではデウスエクス・マキナの様な存在であり、また、フツアがゴジラを自然災害の様な存在として認識していた事からも、その存在そのものが怪獣を怪獣足らしめるわけではない事がわかります。これは、第二章で既に描かれていた事ですが、機械と完全に同化してまでゴジラを倒そうとしたビルサルドの姿勢や、人としてゴジラに挑むべきだと考えたハルオの葛藤等、あくまでその在り方を指して、その存在が怪獣であるかどうかを定義しています。ですので、本作は怪獣同士のプロレスではなく、全編通して、怪獣に成ろうとする者と人として踏み留まろうとする者の信念の戦いが描かれています。本作には機械化を止めてくれる杉田ボイスのマスコットAIは登場しません。ですので、人としての信念でもって怪獣に抗ったという事が、ゴジラシリーズに対して新しく投げ掛けられた価値観なのではないかと思います。


<結末について>

さて、いきなりですが、ゴジラとギドラが戦っている最中に、マーディン博士が「ゴジラがんばえー!!まけるなゴジラー!!」って電磁マイクロライトを振ってゴジラを応援するシーンがあったじゃないですか。え?無かった?いや、ありましたって。兎に角、私はあのシーンを観た瞬間に(これはヤバい…)と覚悟を決めました。これは確実にバッドエンドになる、と。実際のところ、本作の結末がバッドエンドであるかどうかは解釈が別れると思いますが、個人的な印象としては覚悟したようなバッドエンドではなかったです。話を戻して、冗談抜きに博士がゴジラに傾倒してしまったあの場面こそが、本作の結末を決定付けたターニングポイントであったと思います。本作において終始最もブレなかった人物は、間違いなくマーディン博士です。怪獣、憎悪、おそれ(恐れ?怖れ?畏れ?)等、本作には様々な象徴的な言葉が用いられていますが、博士がそれを踏み越えてしまった、つまりは人類史を再現しようとしてしまったからこそ、ハルオはああする他になかったのではないでしょうか?

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』曲目のレヴュー改訂版(仮)

少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の劇中曲を収録した3枚のアルバム、『Revue Starlight ORIGINAl SOUNDTRACK』『La Revue de Matinée』『La Revue de Soirée』それぞれを統合したプレイリストを創るために作成したリストに、初登場、使用回数、アルバム・トラックNoを追記し、それらをまとめて登場話数早見表を作成しました。何かしらの参考になれば幸いです。ただ、前回の記事でも書いた通り、サントラ未収録と記述した箇所に誤りがある可能性があるのと、OST32『星罪』については何度見直しても8話予告以外で本編の使用箇所を特定出来ず、また、OST25『子猫のカーニバル』に至っては予告ですら使用されていない未使用曲だと思います。ただ、先入観から来る勘違いの可能性もあるため、引き続き情報提供をお待ちしております。(※あと、以前に別作品のイベントレポが各所アフィブログに丸パクリされた事があるので、この表に関しても無断転載されているのを見掛けたという方がいらっしゃいましたら、お知らせ頂きたいと思います。可能であれば対処します)

 

こうしてリストにまとめてみると、初登場順に並べてみるだけでも、案外それっぽいリストになりますね。ただ、5、6話がサントラ未収録曲(多分)もありレヴューとエンディング以外に新規0になってしまったり、『ロンド・ロンド・ロンド』や『dawn of the star』をどちらの話数に持っていくか等の悩ましい問題があったりと、これだけでは納得いく形にはならないと思うので、各々の印象や好みで工夫してみて下さい。 #私のスタァライトプレイリスト とかタグ作って見比べてみると、各々の解釈がわかって面白いかもしれないですね。


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・初登場順(プレイリスト作成用)

星摘みのメロディ
pied a pied:一歩ずつ
星のおどり場
小鳥のアラベスク
少女たちのプレリュード
歯車
daydream
Ki-ringtone
プロムナード
starhood
世界を灰にするまで
再生産
星のダイアローグ
halation
バナナの叩き売り
キリンのためのワルツ
ランチボックス
クイックステップダンス
rendez-vous:遥かなる約束
The Star Knows
夢をふりまいて
anti daydream
Elle est belle:美しい人
starlight curtain
ブリッジの上で
誇りと驕り
Fly Me To The Star starring Hikari
dot to dot
ふたりのセレナーデ
ギニョール
ハッピーインターリュード
Fly Me To The Star starring Karen Hikari
恋の魔球
Fly Me To The Star starring Mahiru
花咲か唄
Fly Me To The Star starring Futaba Kaoruko
深淵
キリンのためのアダージョ
ロンド・ロンド・ロンド
Fly Me To The Star instrumental
星罪
暗転
RE:CREATE
Fly Me To The Star starring Karen
カタストロフ
星摘みの歌
星々の絆
Fly Me To The Star starring Junna nana
星摘みの塔
dawn of the star
-Star Divine- フィナーレ
華恋とひかり
Fly Me To The Star starring Maya Claudine
舞台少女心得 幕間
Fly Me To The Star except Karen Hikari
スタァライト

 

子猫のカーニバル

 

・私のプレイリストはこんな感じ

星摘みのメロディ

pied a pied:一歩ずつ

星のおどり場

小鳥のアラベスク

少女たちのプレリュード

歯車

daydream

starhood

世界を灰にするまで

halation

バナナの叩き売り

ランチボックス

クイックステップダンス

The Star Knows

anti daydream

Elle est belle:美しい人

ブリッジの上で

誇りと驕り

Fly Me To The Star starring Hikari

ふたりのセレナーデ

ギニョール

dot to dot

Fly Me To The Star starring Karen Hikari

子猫のカーニバル

starlight curtain

恋の魔球

ハッピーインターリュード

Fly Me To The Star starring Mahiru

夢をふりまいて

プロムナード

花咲か唄

Fly Me To The Star starring Futaba Kaoruko

キリンのためのワルツ

深淵

Ki-ringtone

キリンのためのアダージョ

Fly Me To The Star instrumental

星罪

暗転

RE:CREATE

Fly Me To The Star starring Karen

カタストロフ

星摘みの歌

星々の絆

ロンド・ロンド・ロンド

Fly Me To The Star starring Junna nana

星摘みの塔

-Star Divine- フィナーレ

華恋とひかり

Fly Me To The Star starring Maya Claudine

rendez-vous:遥かなる約束 

舞台少女心得 幕間

Fly Me To The Star except Karen Hikari

dawn of the star

再生産

スタァライト

星のダイアローグ

 

終盤のカロリーの高さよ…

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』曲目のレヴュー(仮)

※リストの改定版作りました

『少女☆歌劇 レヴュースタァライト』曲目のレヴュー改訂版(仮) - 六連星手芸部員が何か書くよ

少女☆歌劇 レヴュースタァライト』の劇中曲を収録した3枚のアルバム、『Revue Starlight ORIGINAl SOUNDTRACK』『La Revue de Matinee』『La Revue de Soiree』それぞれを統合したプレイリストを創りたい…そう考えた方は私以外にも大勢いるハズ…。と、いうことで全話の使用楽曲を調べました。何かしらの参考になれば幸いです。ただ、まだ暫定版なので、アルバム名とトラックNoを記入していないのと、サントラ未収録と記述した箇所に誤りがある可能性があります。また、OST32.『星罪』について、何度見直しても8話予告以外で本編の使用箇所を特定出来ず…。多分、先入観で見付けられなくなっています。ですので、ここだという方がいらっしゃいましたら、未収録への訂正等含めまして御一報下さい。

 

 

1話

星摘みのメロディ

pied a pied:一歩ずつ

星のおどり場

小鳥のアラベスク

少女たちのプレリュード

歯車

daydream

Ki-ringtone

プロムナード

starhood

世界を灰にするまで

再生産

星のダイアローグ

 


2話

halation

星のダイアローグ

pied a pied:一歩ずつ

バナナの叩き売り

キリンのためのワルツ

ランチボックス

starhood

クイックステップダンス

歯車

daydream

歯車

rendez-vous:遥かなる約束 

Ki-ringtone

再生産

The Star Knows

 


3話

星摘みのメロディ

星のダイアローグ

夢をふりまいて

ランチボックス

小鳥のアラベスク

少女たちのプレリュード

anti daydream

Elle est belle:美しい人

daydream

starlight curtain 

Ki-ringtone

ブリッジの上で

再生産

誇りと驕り

Fly Me To The Star starring Hikari

 


4話

星摘みのメロディ

星のダイアローグ

夢をふりまいて

少女たちのプレリュード

daydream

少女たちのプレリュード

バナナの叩き売り

dot to dot

クイックステップダンス

ふたりのセレナーデ

ギニョール

星のおどり場

dot to dot

ハッピーインターリュード

Fly Me To The Star starring Karen Hikari

 


5話

starlight curtain

halation

星のダイアローグ

小鳥のアラベスク

dot to dot

サントラ未収録(まひるちゃんの入学インタビューBGM)

ふたりのセレナーデ

ランチボックス

サントラ未収録(私の華恋ちゃんを奪わないで)

Ki-ringtone

恋の魔球

ハッピーインターリュード

ふたりのセレナーデ

Fly Me To The Star starring Mahiru

 


6話

夢をふりまいて

星のダイアローグ

ランチボックス

ギニョール

starlight curtain

プロムナード

anti daydream

pied a pied:一歩ずつ

ふたりのセレナーデ

Elle est belle:美しい人

Ki-ringtone

花咲か唄

サントラ未収録(ラストシーン)

Fly Me To The Star starring Futaba Kaoruko

キリンのためのワルツ

 


7話

星摘みのメロディ

pied a pied:一歩ずつ

プロムナード

星のダイアローグ

少女たちのプレリュード

dot to dot

少女たちのプレリュード

深淵

dot to dot

Ki-ringtone

キリンのためのアダージョ

ロンド・ロンド・ロンド

ランチボックス

サントラ未収録(ひかりちゃん転入)

サントラ未収録(誰にも予測出来ない運命の舞台)

Fly Me To The Star instrumental

 


8話

星摘みのメロディ

星のダイアローグ

ふたりのセレナーデ

ランチボックス

Ki-ringtone

キリンのためのアダージョ

daydream

Ki-ringtone

暗転

RE:CREATE

サントラ未収録(スタァライトは悲劇)

Fly Me To The Star starring Karen

 


9話

星のおどり場

halation

カタストロフ

星のダイアローグ

halation

星摘みの歌

dot to dot

Ki-ringtone

歯車

再生産

星々の絆

ロンド・ロンド・ロンド

Fly Me To The Star starring Junna nana

 


10話

サントラ未収録(アバン)

星のダイアローグ

ランチボックス

少女たちのプレリュード

Elle est belle:美しい人

星摘みの塔

Ki-ringtone

キリンのためのアダージョ

キリンのためのワルツ

再生産

down of the star

-Star Divine- フィナーレ

starlight curtain

華恋とひかり

Fly Me To The Star starring Maya Claudine

 


11話

星のダイアローグ

anti daydream

夢をふりまいて

rendez-vous:遥かなる約束 

starlight curtain

華恋とひかり

dot to dot

星摘みのメロディ

舞台少女心得  幕間

Fly Me To The Star except Karen Hikari

 


12話

ランチボックス

星摘みのメロディ

夢をふりまいて

starlight curtain

dawn of the star

再生産

スタァライト

星のダイアローグ

けるさん家の今日のごはん 2018年10月

中華シブヤのニラ玉を再現してみたかった

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栗ご飯

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ハヤシライスハンバーグ(タネたくさん作って冷凍してあり〼)

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風呂吹き大根

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肉じゃが

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レッドホットチキン

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トマトカレー、毎月20日カレーの日

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バナナマフィン

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ポークジンジャー

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キュウマ

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黒麻婆豆腐

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手羽大根、里芋煮っ転がし、ほうれん草胡麻和え

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ネギと醤油でチキンナゲット復活

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バナナプリン

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クロワッサン

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具材を炒めてからルーが無いことに気付いて、仕方なく小麦粉を炒めて作ったシチュー

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NOTEのアカウントを開設しました

六連星手芸部員が何か編むよ』と題しまして、この度、NOTEにアカウントを開設しました。

六連星手芸部員が何か編むよ|ker|note

 

本ブログにおいても、これまでに何度かあみぐるみに関する記事を投稿してきましたが、今後は告知に関してはブログとNOTEに併記し、作品関連の事はNOTEに特化して投稿していきます。

バナナマフィン、美味しく焼けたの♪

少女☆歌劇 レヴュースタァライト』より

みんな大好きばななちゃんが作っていたバナナマフィン

先日、手持ちのレシピ本の通りに一度作ったのですが、それだと重曹のにおいが気になったのとバナナが多く水っぽくなってしまったので、少し改良して再生産。

 

無塩バター:80g

砂糖:120g

塩:少々

全卵:2個

バナナ:中サイズ3本(2本は熟したものだと良い)

ベーキングパウダー:小さじ2

小麦粉:200g

 

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バターを室温に戻し砂糖を加える
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クリーム状になるまで混ぜる
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卵と塩を加えて混ぜる
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2本分の潰したバナナを加える(面倒なのでその場で潰してます。良い子は真似しないでね)
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ベーキングパウダーとふるった小麦粉を加えてよく混ぜる
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型にスプーン等で8〜9割程の量を入れ、薄くスライスしたバナナを乗せる
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170℃に予熱したオーブンで25分焼く(※バナナの水分量によっては焼き足りない場合があるので、その時は様子を見ながら5〜10分程追加で焼く)

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重曹が入っていない分、マフィンにしては膨らみ方が控え目ですが、風味は良いと思います。その辺はお好みで。果物を生地に加える分、水分量が読み辛い為、レシピのシンプルさに対して意外と難しいお菓子でした。「美味しく焼けたの♪」とばななちゃんが嬉しそうに話していた理由も納得です。

 

次はバナナプリン、そして10話の謎の蒸菓子を…。

つまりは『フリクリ』ってなんだ!?『フリクリ プログレ』感想

フリクリ』そのものの概要や『オルタナ』の感想は前回の記事も併せて参照して下さい。

そもそも『フリクリ』ってなんだ!?『フリクリ オルタナ』感想 - 六連星手芸部員が何か書くよ


『エログロ』 

今作『プログレ』では毎話アバンにヒドミの見ている夢の情景が描かれており、仮にこれを夢パートと呼称します。この夢パートでは、基本的に終末の世界を舞台として、スプラッタ映画のような描写であったり、本編とはタッチを変えた劇画調な作画になったりと、アニメーションとしては毎回凝った作りになっているのですが、一点だけ注意点があります。この夢パート、ヒドミの腐り落ちた両腕の断面から骨が見えていたり、スプラッタシーンでは足がもげて多量に出血したりと、割とグロテスクな描写が多いです。まあ、旧作でも首もげたりしてましたし、旧エヴァの鳥葬とか思えば今更と言えば今更ですが。なので、耐性無い人は一応注意。

また、頭のネジが飛んで(実際には刺さって)豹変したヒドミが、制服越しに自分の胸やおしりを弄るのもこのパート。あと際どいのは、日常パートでラハルがアダルトビデオ(らしきもの、音声のみ)をヒドミに見せるシーンがあるくらいでしょうか。旧作の半熟目玉焼きよりはケンゼンですよ?旧作のマミ美や『オルタナ』のカナブンと違ってスカートが鉄壁。まあ、この作品を小学生以下の子連れで観に行く猛者がいるとも思えないですが。


『エヅクリ』

引き続き、まず夢パートの話から。とりわけ一番目を引いたのは5話の劇画調タッチの描写ですね。直近で観た作品だと、『ペンギン・ハイウェイ』の夢パートのタッチを想像して頂ければ分かりやすいかと。そして、5話はこの夢パートが終わったあとも、その影響を受け続けるかのように本編全編に渡って作画のタッチが変化したまま続きます。イメージとしては、終始、貞本義行さんの漫画がフルカラーで動いているような質感です。この質感は旧作にも無かった要素で、本作の表現の目玉と言っても過言では無いと思います。

また、『オルタナ』では挿入されませんでしたが、本作では旧作にもあった漫画パートがあります。旧作では青年誌風の濃い目の描写だったのに対し、本作はめばちさん作画によるスッキリとした少女漫画風。本作の漫画パートは唐突に挿入されたというわけではなく、回想シーンとして表現されていました。逆に言うと、この演出の素直さが旧作との違いかもしれないです。「何故そこで漫画!?」という驚きではなく、そういう意図なんだろうな、という文脈として理解しやすい作りになっているというか。ストーリーも明確にラハル軸で進みますし、主人公が額から飛び出した異形の化物を使役して戦うというのも、旧作を踏襲してるのである意味でわかりやすいです。セリフ量に関しても、新作は旧作と違ってかなり多くなっているように感じます。逆に言うと、挿入歌やBGMにセリフが被ってしまう原因はこれだろうと思います。旧作は圧倒的に状況説明が足りてないですが、「そこは圧倒的な作画とthe pillowsの音楽の力で何となく伝わるだろ」みたいな謎の自信に満ちた画作りがされていたように思います。


『オイオイ』 

ヒドミのお母さん(自称はママ、そしてコレはストーリー上で重要)は外見的には中学生の娘がいるとは思えないくらい若々しく、演じられた声優さんがまだ17歳(おいおい)という事もその印象に拍車を掛けています。でも、終盤まで観るとこのキャラデザがよくある漫画的なギャグではなくて、ちゃんとシナリオ上で意味のあるデザインやキャラ付けだという事がわかります。別にロリキャラではないんですよ。時が止まったような幼さを抱えているというか。そして、『オルタナ』ではモヤっとした感じに終始した「変わらない日常」というテーマに関して、『プログレ』ではそのアンサーとも取れる想いをヒドミがお母さんに吐露します。…まあ、その直後にその日常の象徴がギャグ的にぶっ壊されたシーンが挿入され、この時は一瞬、演出陣の性格を疑ってしまいましたが(ゴメンナサイ)、ラストで日常ってのはモノじゃねぇハートだ、と言わんばかりのシーンがあった事で演出の意図に納得がいった気がします。ただ、個人的には『オルタナ』のモッさん回のオチと併せて、シナリオ?演出?的に「んん?」ってなったところではありました。


オルタナ』 

今更ですが、『フリクリ プログレ』は明確に旧作『フリクリ』の続編です。今作の新キャラであるマスラオと旧作に登場した入国管理局のアマラオの血縁関係を思わせるような描写や、イメージ映像ではありますが、ナオ太やマミ美、カナブンたちも描写された事から、シリーズの時系列としては本作が現状では最も新しい話であると思って間違いないでしょう。ただ、旧作と『オルタナ』のどっちが先なのかと聞かれたら、ごめん、よくわかんにゃい。『オルタナ』のラストでハル子が2人に分裂(ラハルとジンユ)したかのような描写があった点を除いて、『プログレ』との明確なシナリオ上の繋がりって無いんですよ。『オルタナ』では、メディカルメカニカがアイロンを世界中に落とした事により、一部の富裕層が火星へと移住し、それによってカナブンとペッツが引き裂かれ、カナブンはエヌオーの力によって火星を地球のすぐ側へと引き寄せる…というシナリオ展開がされています。いますよね?で、旧作の舞台が実は地球と見せかけた火星だった、というボツ案や『オルタナ』ではアトムスクを追っている素振りが全く無い(そもそも劇中では開始時点でアイロンが登場してないのでまだ囚われていない?)事などを考慮すると、時系列は『フリクリ オルタナ』→『フリクリ』→『フリクリ プログレ』と考えるのが自然だろうと思います。ボツ案と言っても、実際に『フリクリ』6話のラストでは地球のすぐ側に明らかに月ではない星が存在してましたからね。ただ、そう考えると「分裂前の『オルタナ』のハル子が林原めぐみさんで、分裂後の『プログレ』のラハルが新谷真弓さんじゃなきゃ設定的におかしくね?」って思うんですよ。キャストが逆なら時系列は上記の予想の通りだと思うのですが…、やっぱよくわかんにゃい。


『ソツクリ』 

ラハルは広域宇宙警察フラタニティの捜査官であり、星をも盗むエヌオーの持ち主である宇宙海賊アトムスクを追っている、というのが旧作での設定ですが、彼女がアトムスクを追う本当の理由は、彼に惚れ込み彼を自分のモノにしようとしている為です。一方、分裂したもう一人のハル子(ジンユ、こちらは沢城みゆきさん)ですが、こっちもフラタニティの捜査官であり、同時にアトムスクへの好意感情も引き継いでいます。二重人格で三角関係状態に陥っているようなものですね。しかし、2人の好意のベクトルが違っており、ラハルは彼を自分のモノにしてしまおうと文字通り鳥籠の中へ捕らえようとする一方で、ジンユは彼の自由なところに惚れ込んでおり自由な彼だからこそ好きなんだと吐露し、2人の感情、もといベースがぶつかり合う事となりました。


『コイバナ』 

青春群像劇を扱った『オルタナ』に対し、『プログレ』は明確に愛をシナリオの軸にしていたと思います。愛と言っても様々で、ラハルのアトムスクに対する独占欲やジンユのいじらしい想い、ヒドミママやヒドミの家族に対する想い、お金で買うところから始まる愛(!?)、恋愛…未満の感情等々。それぞれの愛は独立しているのですが、シナリオ的には互いに影響し合って関係しているんですよ。お金で買える愛までシナリオに絡むとはね…。いや、最初に出てきた時は「この娘絶対どっかの組織の諜報員かガイノイドのどっちかだろ」って思ったんですけど、その後の衝撃の展開で完全に騙されましてね。直感ってやっぱ大事だなって思いました。いずれにせよ、モヤっとした感情ではなく、コレっていうテーマを持った事で全体的にまとまり良く締まった作品であったと思います。また、旧作から続くラハルのアトムスクへの想いにスポットライトが当たった点において、非常にわかりやすく続編であるという印象を受けました。