夏野菜グラタン(タジン鍋で炒めてオーブンへ)
アスパラガスのベーコン巻いたり巻かなかったり
アジのお造りとなめろう(コイツ、いっつもアジさばいてるな)
豚角煮、かぼちゃの煮物、ほうれん草の胡麻和え
鶏カルビの唐揚げ
鶏カルビの親子丼
赤尾アジのお造り
焼き餃子となんちゃって手羽餃子
ハンバーグデミグラスソース
『こどものグルメ』1話よりポテサラ丼
マグロカマの塩焼き
※シナリオや登場ポケモンは、予告や特報、公式サイトで公開されている範囲でのみ記述します
※初代テレビシリーズを観ていない完全初見の方で、予告範囲であってもどういう内容か知りたくないという方は、さよならバイバイ推奨
・シナリオについて
特報や予告から分かる通り、本作は初代テレビシリーズの幾つかのエピソードをベースとして、ホウオウをメインに据えたシナリオ構成となっています。第1話や人気のあった(と、個人的には思います)エピソードであるバタフリーやヒトカゲとの出会いを導入とし、タケシやカスミとは異なる新たな旅の仲間やポケモンとの出会い、バトルが描かれます。総集編ではなく、あくまでテレビシリーズをベースとしたパラレルワールドのような作品です。初代を知っていると凄く懐かしいと感じる一方で、尺の都合もあるとは思いますが、少々あっさり気味で物足りないと感じるかもしれません。しかし、予備知識は不要なので、これが初見だという方でも問題無く観ることが出来る内容です。
・登場するポケモンについて
登場するポケモンは殆どが初代ですが、ポッチャマのような後のシリーズのポケモンも何匹か登場します。テレビCMでチラッと映っていましたが、なんと、あのポケモン達が登場します。自分は、特報と予告だけ見てCMを見ていなかったため、彼等の登場には驚きました。もし、まだCMを見ていないという方がいたら、見ずに映画を観に行って欲しいです。また、テレビシリーズと登場の仕方は異なりますが、劇中でクローズアップされるポケモンは、サトシと所縁のあるポケモンが多かったです。前述のバタフリーやヒトカゲをはじめとして、お馴染みの顔触れが映画のあちこちで登場します。あの鳴き声もこの鳴き声も当時と全く変わりません。ピカチュウ可愛い。ホウオウは…素晴らしかったです。あのホウオウが動いてあの技を繰り出している…感無量です。
・キャラクターについて
今作のサトシは、タケシやカスミではなく、新しい仲間達と旅をします。自分も映画を観る前は、あの二人じゃないのかぁ…と、少々ガッカリしたのですが、実際には、今作のオリジナルキャラクターも歴代同行者の特性をしっかり継承しており、違和感無く観る事が出来るのではないかと思います。二人とも良いキャラしてました。声も良い感じです。また、ライバルキャラの立ち位置は、個体値厳選で有名になった彼を踏襲したモノだと思います。自分のようにゲーム版をずっとプレイしてきて、それこそサトシと同じ位の年齢からバトルで勝つ為の厳選をしていた人間からすると、正直、耳の痛い話です。一方で、テレビシリーズお馴染みの顔触れも登場するのですが、こちらは賑やかし担当に留まっており、登場したのに勿体無い扱いだったなと思いました。
・一部脚本 首藤剛志
テレビシリーズの幾つかのシナリオを再構成している以上、この方の存在を無視出来ません。OPテロップとエンドクレジットにこうして名前が挙げられていた事で、これだけで泣けてきそうです。また、これは首藤氏の脚本というわけではないのですが、一部『ミュウツーの逆襲』を踏襲したようなシーンがあり、あの場面は賛否両論あるのではないかと思いました。個人的には、あのシーンの意図や必然性はイマイチ掴むことが出来ませんでした。今回の旅の終着(とは言え途中ですが)がとてもシンプルであったように、その手前のあの場面も、もっとシンプルで良かったんじゃないかと思います。
・バトル描写について
今作では場面転換に際し、ちょくちょくトレーナーとのバトルが描かれます。それらのバトルはどれも迫力満点で、ポケモンも画面もめっちゃ動いてました。また、原作ゲームに触れている身としては、終盤のバトルでのサトシの技選択が、初代あるあるな感じでニヤリとしたり、然りげ無く特性に言及した試合展開がされたりと、ちゃんと考えられていました。サトシのバトルセンスの成長も今作の見所の一つと言えます。一方で、終盤の野生ポケモン戦では、その他のバトルが素晴らしかった事もあり、技の描かれ方が大味な印象を受けました。ニドキングやゴルバットの攻撃が、オニスズメの群れ程の脅威には見えなかったんです。これは、生々しさの違いだと思いますし、この辺りの描写は勿体無かったなと思います。
・総括
各項目でネガティブな事も書いてますが、総じて、20周年記念作品として良い映画だったと思います。それだけに、色々と言いたくなってしまいました。あの頃ポケモントレーナーだった大人たちにとっては、『ミュウツーとの逆襲』とはまた違った意味で、今観る事でポケモンの良さが再発見出来る映画なのではないでしょうか?
アニメーターの過酷な労働環境と低賃金が騒がれている現状、1カット辺りの単価が3000円程でしかない、という話も聞きます。カットの内容が会話シーンなのかアクションシーンなのか、それによって労力は変わるでしょうが、原画1枚辺りの単価に換算すると、100円にも満たないのかもしれません。しかし、その単価はあくまで社内規定や製作委員会が決めた予算との兼ね合いで決まったモノです。アニメーターが描いた絵に本質的にそれだけしか価値がない、というわけではないと思うのです。
私たちアニメを観る人間の何割かは、資料として、コレクターズアイテムとして、あるいは、そのアニメの本質に迫りたいと考えて、様々な理由で絵コンテや脚本集、原画集を欲します。そして、生の原画を観てみたい、そう思って原画展に足を運ぶわけです。そうして次に考える事なんて、当然これしかありません。
「あの原画が欲しい」
この欲求に行き着くのではないでしょうか?
さて、私は今年の初め、年末からどハマりしていたアニメの上映会のため、毎週映画館に通っていました。そう、『フリップフラッパーズ』です。この上映会、テレビシリーズの枠に留まらないハイクオリティな映像を、映画館の大画面と音響で堪能出来るだけで価値があったわけですが、なんと特典として生原画、生動画が配布されました。中には、監督の押山清高さんやキャラデザの小島崇史さんの描いた生原画も含まれており、なんとなんと、あの井上俊之さんの原画を貰ったという方もいました。
※参考「フリップフラッパーズ」特別上映│入場者特典(原画・動画)の報告ツイートまとめ
https://togetter.com/li/1079045
原画の中には、演出指示が書き込まれたモノから、レイヤーの下に埋もれていた部分まで描き込みがなされていたモノまで様々あり、それらのオリジナルを自分が独占しているという事実は、何とも言えない感慨を抱かせるのに十分でした。
※自分が頂いた原画の1枚。確認された中で時系列の一番最後を飾った。
しかし、自分は同時にこう考えてもいました。
「こんなに安く貰ってしまって良いのか?」
実際、アニメーターが描いた絵は、上映会の特典として配布されていたわけです。
上映会のチケット価格が仮に倍であったとしても、自分は毎週観に行ったと思います。それくらい、あの特典は魅力的でした。複製原画でもポストカードでもなく、本物の原画だったからです。そして、こうも考えました。
「アニメーターが原画を販売しても良いのではないか、原画にはそれだけの価値があるハズだ」
繰り返しになりますが、一番上で取り上げた原画の単価は、あくまで制作上の都合で付けられた単価に過ぎないと思います。アニメーターがその単価に捉われることは、現場の技術者としての尊厳を貶めるものだと思いますし、それは大きな損失だと思います。あの『AKIRA』でさえ原画が処分されてしまい残っていないそうです。日本のアニメ史に残る傑作でさえそのような扱いを受けている実態では、アニメーターの地位向上などとても望めないと思います。原画は捨ててしまって良いモノではないし、100円かそこらで手離して良いモノでもないハズです。そうして、アニメ業界が原画の価値を貶めているウチは、この実態は改善されないと思います。
GWからアキバCOギャラリーで開催されている、『魔法使いの嫁 原画展』に行ってきました。ちなみに、接写でなければ写真撮影OKですが、例によって現地で観て頂きたいので少なめで。
・入場に際して
混雑具合によっては整理券が配布されるという公式のアナウンスがありましたが、朝一で行った際はそのまま入場出来ました。また、各種チケットサイトでは全て売り切れていた「ステンドグラス風しおり付き限定版入場券」ですが、当日券でも購入可能でした。ただし、こちらの特典は後日(今月中旬)発送となっています。(自分の場合、後述する物販コーナーのしおりと併せての発送にして頂きました)
・展示コーナーについて
展示内容は、カラー原画やラフ原、入稿前の原画(吹き出しが無いモノ)等で、掲載話数とそのタイトル、誌面での完成画が併せて展示されています。また、原画は「隣人たち」「魔法の奇跡」等、いくつかのテーマに分けられており、例えば、「隣人たち」では、妖精や魔法の生物、ドラゴン等の原画が集められています。
自分が好きなドラゴンとの交流を描いたエピソード。物語のターニングポイントであり、主要なテーマでもあると思います。
・物販コーナーについて
ステンドグラス風しおりや缶バッチ、わた蟲のぬいぐるみ等に加え、ミストグラフによって印刷された複製原画が受注販売されています。しおりの店頭在庫は初日で全て売り切れてしまっていましたが、後日発送の受注販売が行われていました。6月位の発送になるそうです。(店頭在庫の方も後日入荷するようです)
『魔法使いの嫁 原画展』5月21日(日)まで
興味のある方は是非
詳細は下記公式サイトにて