ハヤシライス
クッキングSパパさん家のスープカレー
全卵で作るバニラアイス
豚の角煮
天ぷら(先月より美味しそう)
山盛りクロワッサン
(成形)
(発酵)
煮染め
麻婆豆腐
ゴーヤチャンプル
鯛のアラ汁
『姉のお腹をふくらませるのは僕』4巻より「ノットロールキャベツ」
昨日の記事では、観賞のポイントについて少しだけ考察しましたが、今回はネタバレ有りで補足して色々と書いていこうと思います。
さて、自分がこれまでに観てきた神山監督の作品ですが、『攻殻機動隊SAC』シリーズ全作、『精霊の守り人』、『東のエデン』シリーズ全作、『サイボーグ009 RE:CYBORG』となっています。だいたい観てますね。参加作品も含めると『人狼』も観てます。全体的にSF寄りの社会派作品が多い印象で、今作の『ひるね姫』は随分方向性を変えてきたなと思いました。しかし、冒頭でエンシェンがタブレット端末を使って機械を操る描写を観て、「あ、魔法使いってのはそういう意味か!!この娘が今作のウィザード(ハッカー)なんだな。ファンタジーに見せかけて、ガッツリSFやるんじゃないか!!」と、ここでこの映画にどういうスタンスで向き合うべきなのかという心算が出来ました。同時に、次はどんなメタファでSFを表現してくるんだろう、と、映画観ながら楽しくて仕方なかったです。昨日も同じ事を言いましたが、内容がチグハグとか分からないと感じた方はまずはここで躓いたんだと思います。
次に、夢の話についてですが、劇中でココネのお父さんが亡くなったお母さんとの出会いや苦労話について、御伽噺のように幼いココネに語って聞かせたモノである事が明かされます。なぜ御伽噺でなければならなかったのか。これは、劇中の現実のストーリーで進行されていた通り、お母さんとおじいさんとの自動車産業に対する意見の確執や、その後の駆け落ちの話等をそのままの形で娘に伝えなかったお父さんの愛情の現れだと思います。これら、現実の世界でウィザードと呼ばれるハッカーと御伽噺の中に登場する魔法使いとをうまくシンクロさせた設定は、チグハグなどころか監督の強みをそのまま活かす形で映画に一本筋を通した非常に絶妙な設定だと感じました。エンシェンの事をウィザード(ハッカー)と表現している人は今のところ自分くらいしかいないようですが、『攻殻機動隊』を知っている人であればこの感覚を共有出来るのではないかと思います。逆に言えば、攻殻に通じている人がそれだけこの映画を観に行っていないのではないでしょうか?非常に勿体無い事です。是非観て欲しいです。
上記の通り、劇中の夢の話は子どもの為に語られた御伽噺です。主人公は若きシステムエンジニア。彼女が会社のシステムに馴染まないハードウェアエンジニアと出会い、志を共にする仲間たちと一緒に夢の実現を目指します。その様子が現実ではどうだったのか、それがエンディングに流れたアニメーションであり、この仕掛けは非常にニクい演出でした。彼女が道半ばで亡くなった事については劇中では事故としか語られず、その真相については最後まで明言されませんでした。多分、そういう事なんじゃないかな…と、ここまで物語を読んだ人なら考える事だと思いますが、表現としてはある種の問題提起として暗に示す程度に留めた事は、自分はこれで良かったのではないか思います。実際、劇中でもエンシェンが炎の中に落ちる時だけその姿がお母さんのモノになっていました。あの場面は本来、お父さんが語った御伽噺には含まれていなかったのではないでしょうか?それはあくまで、問題に直面している大人が考えるべき問題であって、子どもは技術の進歩や未来の姿に夢を見ていて良いと思います。この映画はその両者に対してメッセージを持った物語だと感じました。
『ひるね姫』、誰がなんと言おうと自分は面白いと思いましたし、観ていて楽しい映画でした。同時に、エンジニアの夢に思いを馳せながら思い返して少ししんみりする、そんな映画でした。
神山健治監督作『ひるね姫』、初日にさっそく観て来ました。個人的にはとても満足出来る内容だったし、凄く面白かったです。観賞しながら色々と想像出来る、とても楽しい映画でした。しかし、主要な映画レビューサイトの得点が異様に低い…、これはどういう事でしょうか?
個人的な見解としては、映画のストーリーを理解する上で、監督が設定したいくつかのポイントが、上手く観た人に伝わらなかったのではないかと思います。この記事では、そのポイントをいくつか抑えて考察していこうと思います。
・機械の国「ハートランド」について
"機械こそが人々を幸せにする"そのような王様の思想の元、24時間体制で国民が総力を上げて自動車を生産し続けるハートランド。その王国に生まれた王の愛娘エンシェンは、生まれながらにして機械を従える魔法を扱う魔法使い。幼いお姫様の魔法は人々を魅了するが、お姫様は同時に、国にオニを呼び寄せる魔女の力を持って生まれていた…。映画冒頭で語られる設定は概ねこのような内容です。あらすじだけ文字に起こすと、完全に昔話のファンタジー。しかし、お姫様が機械に魔法をかける際に使うアイテムは、どう見てもiPadライクなタブレット端末、画面上にはプログラムのソースコード、魔法とはいったい…?と、まずはここで疑問に思う方がいると思います。実は、この映画で定義される魔法の意味が分かると、この「ハートランド」の描写はとても面白いんです。
・"魔法使い"とその"魔法"が意味するモノについて
さて、神山監督がテレビシリーズを監督した『攻殻機動隊』、主人公草薙素子や敵対する人物を指す言葉として、劇中で度々登場する用語に「ウィザード級ハッカー」というモノがあります。おおよその意味は、コンピューター(主としてシステム面)やプログラムに対して、突出した技術を持った人物を指す言葉です。これは、漫画やアニメに登場する固有名詞ではなく、現実でも優れたハッカーがこう呼ばれている事に由来します。つまり、"魔法使い"エンシェンの正体とは、"ウィザード"と呼ばれる優れたハッカーであり、機械を操る"魔法"とはすなわち"、彼女が書いた"プログラムのソース"というわけです。この点を抑える事が出来れば、一見するとファンタジーとして描写されている「ハートランド」の世界が、劇中の現実で過去に起こった事、あるいは、今起こっている事のメタファである事がわかると思います。これを踏まえると、本作のシナリオは、決して難解なモノではないし、決して冒険活劇のパロディに留まるモノではないハズです。
・「ハートランド」の物語が持つ、もう一つの意味について
「ハートランド」の物語がファンタジーとして描写される理由は、上記の他にもう一つある事が、劇中でココネから語られます。この点について全て書いてしまうと重要なネタバレになってしまうので、触りだけに留めますが、このお話は詰まる所、子どもに語って聞かせるための物語です。その為には、物語はファンタジーでなければならかったし、その上で、"機械の国で魔法を使う少女のお話"という設定は、劇中で起こった事をファンタジー風に描写する為には、最も相応しい題材であったと思います。
どうでしょうか?この映画は、登場人物の設定やファンタジー世界の描写、それがあのような形で語られた動機に至るまで、全て一本筋の通った物語であったと思います。
自分はこれまで、殆ど公の場に姿を現さなかったのですが、この度、池袋のサンシャインで開催されたサンクリエイションのイベントの一つ、『放課後のプレアデス』プチオンリーに参加して来ました。
今までイベントに顔を出さなかったのは、私生活の事とか健康状態の事とか、まあ、色々とあるのですが、何と言うか、しがらみのようなモノがあったんですよね。ただ、此処に来て、それが自分にとって非常に煩わしいモノに感じて来て、そんなしがらみがあっても自分は幸福じゃない、なんて考えに至りました。だったら、そんなもの一度無視してしまっても良いんじゃないか、と。(ただまあ、自分はああいう場の空気を、元々生理的に苦手としているので、ずっとマスクしながら、入り口の風通しの良いところで休んでる事が多かったんですけど。)
イベントに顔を出して一番感じた事は、準備の修羅場や当日の遠征の大変さ、みなさんを突き動かしてるモチベーションって何だろう?という事です。ああいう場に顔を出して、何かやってみたくなる、って思いました。自分は、色々と作ってアップしてはいますが、それは勝負の世界とはまた違うモノなので、ある意味において楽な環境に身を置いていると思います。納期も予算の制限もないですしね。納期までにあみぐるみ会長100杯編んで、なんて言われても、そんな事自分に出来るだろうか、と。
あと、自分個人については、「実在したんだ」「ワイヤードの住人じゃなかったんだ」等の感想を頂きました。ツチノコかな?アイコン的に言えば、「私…ここにいるよ…?」って感じ?いやまあ、原因は自分にあるわけですけど。
主催のにょろさんのご好意で、本部前に置かせて頂いたあみぐるみ会長。(実寸大&手乗りサイズ)ありがとうございました。前日に思い付きで、"フクシマトハべつじん"とタグを編んで刺繍したんですが、小さなすばるちゃんに「これ読めない」と言われてしまったので、今度はもっとちゃんとしたモノを作ります。繰り返しになりますが、別人です。あと、落描きコーナーでも「ワタシ エ カケナイ」ってカタコトでにょろさんに答えて会長描いただけだったので、今度はちゃんと描きますね?今度がいつになるかはわかりませんが。
ちなみに、今のウデマエはコレくらい。
パンケーキベーコンと鶏肉のトマトロースト
(『魔法使いの嫁 星待つひと:前編』より)
お手軽ジャーマンポテト
今月のおでん
天ぷら
手羽餃子再び
手抜き麻婆茄子
鶏ガラあさりラーメン
焼き手羽餃子
タレには片栗粉、生姜焼き
親子丼
先日訪れた渋谷の「森の図書室」で飲んだ、"シャーリーテンプル"というノンアルコールカクテル。これが美味しかったんですけど、市販されてるのを見たことがない。と、いうわけで自作しました。
まず、材料のレシピは下記の通り
生姜 100g
レモン 1/2個
砂糖 30g
蜂蜜 20g
鷹の爪 1本
シナモンパウダー 少々
・グレナデンシロップ
ザクロ 1個
砂糖 皮を除いたザクロの質量の1/2
レモン汁 大さじ1
・レモンの蜂蜜漬け
レモン 1個
蜂蜜 レモンがひたひたになる程度
材料を全て鍋に入れ、火にかけて沸騰したら弱火で15分。(写真撮るために蓋してませんが、水分が飛ぶので蓋しましょう)
瓶に入れて保存します。具材は入れっぱなしでも良いのですが、エグ味が強くなるので自分は除きました。
・グレナデンシロップ
ザクロの皮、内側の綿を取り除きます。
水を切って冷凍。(今回は250g)
砂糖を加え、溶けるまで半日放置。
レモン汁を加えて火に掛け、沸騰したら弱火で15分。
冷めたら濾し袋に入れて搾って完成。
・レモンの蜂蜜漬け
ジャム瓶の細かく切ったレモンと蜂蜜を入れ、冷蔵庫で放置。蜂蜜が完全にサラサラの液体になれば完成。本来なら輪切りのレモンで良いのですが、自作のジンジャーエールはやや辛い為、こちらの方がお店で飲んだ味に近付きました。
出来上がったモノを炭酸水で割り、シャーリーテンプルの完成。炭酸水150ml、ジンジャーエール大さじ1、グレナデンシロップ小さじ2、レモンの蜂蜜漬け小さじ1くらい?お好みでどうぞ。