本稿のヒトガタあみぐるみの編み方のベースは上記の解説書に準じます。本稿はそれを基にした拡張パックのようなものだと考えて下さい。
①プリーツスカートパーツは7ブロック、側面が15目になるように編む。
②往復編み(前面の中央3目が空く)で応用の胴体27β段目まで編む。それぞれの段の両端の編み目はすじ編みではなく通常の細編みで編む。
③胸部フレームの12α段目の方から色変えして続けて28β段目を編む。前面の3目は空けたままにし、本来は編み合わせるところを胸部フレームの編み目を拾って編む。
④往復編みで5段編む。胴体27β段目から色変えして続けて編んでも良い(その場合は向かって左から右に編むことになり、上記の千束のあみぐるみはこの方法で編まれている)
⑤糸端を必要量残して切り、反対側の側面を縫い合わせる。
⑥カフス無しの袖パーツ
⑦1段目:スレッドコード14目。以降は5(1)段目まで往復編み。
⑧2段目:引き続き往復編みする。両端の編み目は細編みする。目数表の注釈の通り省略可。千束のあみぐるみは省略されており丈が若干短い。
⑨3〜4段目:引き続き往復編みする。両端の編み目は細編みする。袖パーツを所定の手順で編み合わせる。
⑩5(1)段目:中長編み〜中長編みの区間でかぎ針の大きさを変える。往復編みはここまで。
⑪5(2)段目:鎖編み1目から、この写真で向かって左側の側面を細編み5目、鎖編み1目、1段目のスレッドコードの表の作り目の奥半目を拾ってすじ編み14目、鎖編み1目、向かって右の側面を細編み5目、鎖編み1目。コードを拾うところからは鎖編みは色変え、すじ編みと細編みは頭のみ色変えする。
⑫6段目:1目目、18〜20目目は⑤の側面(胴体27β段目に該当)を併せて拾う。
⑬7段目:⑫だけでは前面に隙間が出来たままであるため、胴体28β段目の手前半目を併せて拾い編み合わせる。
⑭段の途中から三角形を編む応用でスレッドコードに三角形を2つ編む(中長編みと長々の2段で平べったい三角形)。
⑮胴体の30β〜31β段目にかけて縫い付ける。
色変えのタイミングや髪の結い方等、他にも微細な違いはありますが、ベースと大きく異なる箇所の説明は以上です。
(※本来はもっと良い写真を撮っていたのですが、手違いで削除してしまいました……)
全作業工程3000倍速の制作工程です。